も く じ |
アサガオは,奈良時代に中国からつたわってきたといわれています。 中国では,アサガオのたねを「牽牛子(けにごし)」とよんで,薬として使っていました。 日本につたわってからも,長く薬草としてつくられていました。たねの中にある油には,下剤になる成分があり, いまでも漢方薬で使われています。 | ||
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「牽牛子」とよばれていたアサガオは,朝早くから美しい花をさかせるので, いつのころからか「朝顔」といわれるようになりました。中国からつたわったころは, 並葉で丸い小さな花をさかせていたと思われます。花色は青です。広島県の厳島神社にある, 「平家納経」(1164年)には,こい青色のアサガオがかかれています。 |
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その後,絵巻やふすま絵にもアサガオがかかれるようになり,薬草としてばかりでなく,
花を見てたのしむっようになっていったようすがわかります。
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