第28回日本原生動物学会大会 講演
原生生物における研究素材データベースの構築とネットワークでの公開

9:研究者による素材情報公開の意義&必然性 & 運用上の課題

研究者による素材情報公開は新しい科学活動のあり方としての意義・必然性がある。


研究者による素材情報公開
 

必然性
 ●ネットワークでは誰もが情報の発信者となりえる
 ●多くの研究者は情報発信が可能な環境をすでに与えられている
 ●多くの研究者は発信すべき情報を所持している
 

意 義
 ●新しい公報手段を利用することの優位性 (cf. Broadcast or perish/研究競争)
 ●研究システムの効率化・高度化 

 ●利用者層の拡大(研究以外の利用も可能)  ← Journalとの違い
 ●社会(納税者)への還元   ← Networkは誰でもアクセス可能!
 

課 題
 ●業績評価をどうするか?
 ●利用方法(研究面,教育面,実用面)
 ●情報の質の管理,authorizeの方法  ←系統保存との対比
 ●安定性,継続性の確保       →Backup体制の確立
 ●サーバの連携・統合        →情報交換システムの開発
 ●著作権など  (基本的にはDNAと同じ?)

 

発信すべき情報とは,論文に載せなかったデータ等。
意義 
1つは研究面の補強,1つは従来にない新しい価値の創造(研究以外での利用の拡大)

情報の質=画像の解像度など;authorize=情報の信憑性,学術的価値の保証

つぎのスライドをお願いします。