外濠公園で出会った生き物達(種ごと) 

ヤマグワ Morus bombycis

クワ科 クワ属


新見附橋手前の坂を上がる,2017.06.06, xx:xx撮影。
キョウチクトウの近くにある植物。赤い実が目にとまった。 このような実をつけるのは何だったか,,,。
思い出したのは, 先々週(2017.05.21) 訪れた金ケ崎町(岩手県)で見た ヒメコウゾBroussonetia kazinoki,クワ科 コウゾ属)。 金ケ崎町で見たのは実ではなく花(雄花&雌花)だったが,ヒメコウゾについて調べた際,これと同じ実がなるのを知った。 ここは金ケ崎町よりかなり南なので,実がなっていてもおかしくない?
この時は,ヒメコウゾを見てから間がなかったので,このように思ったが, よくよく見ると実の様子がヒメコウゾとは違う。 最大の違いは,実がやや細長い(ヒメコウゾは球形)のと, 果実の表面にある突起だ。これは花柱が残ったものらしい。 この突起があるのは, ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属) の特徴だ。 ということで,これはヤマグワだった。 ヤマグワを見たのは久しぶりだったので,すぐには思い出せなかった。

2017年05月の様子(2017.05.21,12:49撮影)。
放射状に毛のようなものが出ているのが雌花。表面に白いツブツブがあるのが雄花。
こちらは ヒメコウゾBroussonetia kazinoki,クワ科 コウゾ属)。

新見附橋 東縁を南へ,2017.06.13,10:35 撮影
ヒメコウゾBroussonetia kazinoki,クワ科 コウゾ属) ではなく ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属)

新見附橋に向って坂を上がる,2017.06.23,12:36 撮影
赤い実をつけているのは ヒメコウゾBroussonetia kazinoki,クワ科 コウゾ属) ではなく,おそらく ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属)

新見附橋を渡った先の交差点手前,2017.10.07,14:41 撮影
これはこの辺でその実を何度か撮影している ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属) ?

新見附橋の袂付近,2017.11.03,15:12 撮影
1枚目: アカメガシワMallotus japonicus,トウダイグサ科 アカメガシワ属)
2枚目: カナムグラHumulus scandens,クワ科 カラハナソウ属)
3枚目: ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属)


外堀通りを北北東へ,2017.11.05,14:49-14:50 撮影
1〜3枚目:これは ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属) の幼木?切れ込みはほとんどないが,左右非対称の葉が目立つ。 外濠を挟んで反対側の斜面(中央線沿い)には著しい切れ込みのあるヤマグワの幼木があちこちに生えている。
枯れ始める前兆なのだろうか?葉全体は黄色味を帯びつつあるが,葉脈の部分だけはまだ青々としている。 やや独特だ。
4枚目: 青々とした草の間にある オシロイバナMirabilis jalapa,ナデシコ目 オシロイバナ科 オシロイバナ属 ) の葉が枯れ始めて黄色味を帯びつつある。そのため,緑一色だった頃と比べてオシロイバナだけが目立つようになった。


JR中央線沿いの土手上に敷設された歩道沿い,2017.06.08,14:29-14:30 撮影
1枚目:新見附橋が迫る。 昨年まではこの辺で ヤブカンゾウHemerocallis fulva var. kwanso,ユリ科 ワスレグサ属) が結構な数,咲いていたのだが,上述の伐採の後,今年は姿が見えない。 数年かけて数を増やしてきたのだが,このまま消えてしまうのだろうか?
2枚目:ふたたび ドクダミHouttuynia cordata,ドクダミ科 ドクダミ属) の大群生。数年前はこの辺では姿を見かけなかったのだが,この1,2年で急速に勢力範囲を増やしてきた。 このまま周辺一帯を覆ってしまうのだろうか? しかし,昨年は新見附橋付近で ヤブガラシ)が目立ちつつあった。 そのヤブガラシがこの土手沿いでも目につくようになった。 もしかすると,ドクダミとヤブガラシの間で競争が起こるかも。
3枚目: パッと見で,昨年やっと名前がわかった タケニグサMacleaya cordata,ケシ科 タケニグサ属) かと思ったが,後で画像を見比べるとかなり異なることに気づいた。 タケニグサでないとすると,これは?
追記:後日,これは ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属)
これは葉に深い切れ込みがあるが,2日後(2017.06.10)に撮影した個体(実をつけていた)には,このような切れ込みがなかった。 このような同じ種なのに,葉に著しい変異がある場合を「異形葉性」というそうだ。

外濠公園(JR中央線沿い)を大学方向(北西)に向って進む,2017.06.10,14:12-14:13 撮影
ヒメコウゾBroussonetia kazinoki,クワ科 コウゾ属) かと思ったが,違った。
これは ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属)

外濠公園を大学方向(北西)に向って進む,2017.09.23,14:46-14:47 撮影
1枚目:これは ??
2枚目:これはおそらく ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属)
3枚目:花が終った後の ドクダミHouttuynia cordata,ドクダミ科 ドクダミ属) ?
4枚目:このササは ??

外濠公園を大学方向(北西)に向って進む,2017.09.30,14:40-14:42 撮影
1枚目:おそらく ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属)
2枚目: ??
3,4枚目: ??
5枚目:この蔓植物は ??

また違う種の蔓植物が,2017.10.05,14:10 撮影
1〜3枚目: コヒルガオCalystegia hederacea,ヒルガオ科 ヒルガオ属) の葉に似ているが,,,
4枚目: 蔓植物ではないが,これは ??
追記(2017.11.01):おそらく ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属)


外濠公園を大学方向(北西)に向って進む,2017.10.14,14:43 撮影
ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属)

外濠公園を大学方向(北東)に向って進む,2017.10.26,14:20 撮影
ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属) の若木。

外濠公園を大学方向(北東)に向って進む,2017.10.26,14:24 撮影
ふたたび ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属)
これはすでに枯れ始めている。
追記:2017.11.11に,この辺を通ると,ツワブキの黄色い花が姿を消すとともに,これらマグワの若木もほとんど消えていた。 こういったことを定期的に行うことで,新しい樹木が育つのを抑制しているのだろう。

外濠公園を大学方向(北東)に向って進む,2017.10.26,14:24-14:25 撮影
またまた ヤマグワ(クワ,Morus bombycis or M. australis,クワ科 クワ属) の若木。


 外濠公園で出会った生き物達(種ごと) 

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