唐津市
樫原湿原
かしばる しつげん
Part II
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採集日:2011.11.14 ウオッちず で位置確認

樫原湿原(唐津市七山),08:18
1〜3枚目:車道を挟んで「湿地 I」の向いに樫原湿原の本体部分がある。 車道と木道に挟まれた区画が「人工湿地」,木道の右側が「湿地 II」( 「樫原湿原地区自然再生実施計画及び全体構想」による)。
前回の画像(下段)と比較すると,木道入口付近に設置された看板等が色々変わっている。


2008年09月の様子(2008.09.09,07:50撮影)。

樫原湿原(唐津市七山),08:19
木道入口にあるマムシやスズメバチに対する注意書き。これは新しいはず。

樫原湿原,人工湿地,区画1&2&湿地 II(唐津市七山),08:19
1〜3枚目:パノラマ撮影。
木道の左側が人工湿地。車道に向って横に伸びる木道が数本あり,それによって5つの区画(注:正確には4つ?)に分かれている。 「樫原湿原地区自然再生実施計画及び全体構想」にはとくに個々の区画に名前は付いていないので, 前回同様,ここでは手前から区画1(注),2,3,4,5として区別しておく。
木道の右側が「湿地 II」。

注:この区画1は,案内図をよく見ると,この後出てくる水田跡地 VI の一部だった。 水田跡地 VI は,人工湿地と車道の間に細長く広がっており,その南端を区画1としてしまった。 よって本来であれば,区画2→区画1,区画3→区画2,区画4→区画3,区画5→区画4と変更すべきだが, 前回(2008.09.09)の記述との整合性をはかるため,そのままにしておく。
また,道路際にも木道が敷設してあるので, ここで区画1とした場所は,画像を見る限り,水田跡地 VIの他の場所から実質的に遮断されている(ように見える)。 したがって,区画1と呼んでもさほど間違ってはいない,かも知れない。


2008年09月の様子(2008.09.09,07:51撮影)。

樫原湿原,人工湿地,区画2(唐津市七山),08:19
1,2枚目:区画1と2の間にある木道を通って道路側の木道へ移動。 区画1(1枚目,左)は,これまで同様,ほとんど草地で水たまりがない。 区画2(2,3枚目)も,かなりが草で覆われているが,前方には木道際に水がある。

樫原湿原,人工湿地,区画2(唐津市七山),08:20
1〜3枚目:車道沿いの木道に入ったところで進行方向をパノラマ撮影。

樫原湿原,人工湿地,区画2&区画3(唐津市七山),08:20
1〜3枚目:パノラマ撮影。 1枚目:前方が区画3。2,3枚目:手前が区画2。だいぶ水位が下がっている。 2枚目:前回(2008.09.09)同様,水面にはジュンサイBrasenia schreberi)の葉があった。 ただし,ほとんど枯れかけている。


2008年09月の様子(2008.09.09,07:57撮影)。

樫原湿原,人工湿地,区画2(唐津市七山),08:22
木道近くに水面に手が届く場所があるので,そこで 採集(樫原湿原,人工湿地,区画2)。。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas sp.), トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), スポンゴモナス(Spongomonas intestinum), ナベカムリ(Arcella vulgaris, トゲフセツボカムリ( Centropyxis aculeata), ディフルギア( Difflugia acuminataD. bipes?, D. elegansD. penardi), Lesquereusia, クアドルレラ(Quadrulella symmetrica), ユーグリファ(Euglypha rotunda), フレンゼリナ(Frenzelina), 共生藻を持つスティコトリカ(Stichotricha), ホマロズーン(Homalozoon vermiculare), オフリディウム(Ophrydium), クリソピキシス(Chrysopyxis sp.), Chlorobotrys, 珪藻各種, イカダモ(Scenedesmus), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ2種(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), コウガイチリモ( Pleurotaenium ehrenbergiiP. nodosumP. trabecula), オニノカナボウ(Triploceras gracile), ミカヅキモ( Closterium baillyanumC. cornuC. dianaeC. gracileC. idiosporumC. ralfsii ?, C. rectimarginatumC. setaceumClosterium sp.), ツヅミモ( Cosmarium depressum), 小型ツヅミモ(Cosmarium sp.), イボマタモ( Euastrum ansatumE. cuneatumE. turgidum), アワセオオギ(Micrasterias), ハタヒモ(Netrium digitus), チリモ( Desmidium swartzii), ミジンコ,

樫原湿原,人工湿地,区画3(唐津市七山),08:24
ここも区画2とほぼ同じ。半分くらいは草で覆われている。片側にだけ水たまりがある。


2008年09月の様子(2008.09.09,08:02撮影)。

樫原湿原,人工湿地,区画3(唐津市七山),08:24-08:25
区画4との間にある木道へ移動してその際で 採集(樫原湿原,人工湿地,区画3)。 前回の採集ではここでもっとも多くの原生生物が観察されたのだが・・・。
観察された生物: ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), ディフルギア( Difflugia oblonga), Lesquereusia, ユーグリファ(Euglypha rotunda), トリネマ(Trinema sp.), 大型トリネマ(Trinema sp.), コレプス(Coleps hirtus), ヒスチオバランティウム(Histiobalantium natans), 小型繊毛虫数種, オフィオキチウム(Ophiocytium bicuspidatum or O. capitatum?), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 珪藻各種, ブルボケーテ(Bulbochaete), 太いヒザオリ(Mougeotia), オニノカナボウ(Triploceras gracile), コウガイチリモ(Pleurotaenium sp.), ミカヅキモ( Closterium baillyanumC. dianaeC. rectimarginatumC. setaceum), ツヅミモ( Cosmarium obsoletumC. pseudopyramidatumCosmarium sp.), イボマタモ( Euastrum ansatumE. binale), Bambusina brebissonii, チリモ( Desmidium swartzii), クロオコッカス(Chroococcus pallidus), ケンミジンコ,


2008年09月の様子(2008.09.09,08:03-08:04撮影)。

樫原湿原,人工湿地,区画4(唐津市七山),08:26

樫原湿原,人工湿地,区画4(唐津市七山),08:26
前回はここでも採集したのだが,水位が下がっている上,木道際の草が増えて採集しずらくなっているので諦めてしまった。 浮かんでいるヒツジグサNymphaea tetragona)の葉はわずか,どれも赤く色付いている。


2008年09月の様子(2008.09.09,08:05-08:06撮影)。

樫原湿原(唐津市七山),08:26
木道際にオヤマリンドウGentiana makinoi)が。 花はすっかり色褪せているが,まだ形は崩れていない。葉も若干緑色だ。

樫原湿原(唐津市七山),08:26-08:27
1,2枚目:これは??) 3,4枚目:これは??

Part III: 樫原湿原
2011.11.14, 08:27 - 08:43

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