唐津市 |
樫原湿原
かしばる しつげん Part IV |
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採集日:2008.09.09 | ウオッちず | で位置確認 |
樫原湿原,水田跡地 VI の南端(唐津市七山),08:17
水田跡地 VI と湿地 II の間を通る木道を南へ向ってさらに進むと,右側は一般の水田に変わる。
また右側にある水田跡地 VI は徐々に幅が狭まり,木道は舗装道路に近付いていく。
樫原湿原,水田跡地 VI の南端(唐津市七山),08:18
1,2枚目:がしかし,道路が迫ってきたところで木道の先は行き止まりとなる。
草に覆われていてわからないが,もしかすると道路へ上がる踏跡のようなものがあるのかも知れないが,
現時点では草茫茫で先には進めそうにない。
よってここで引き返すことにした(注)。
3枚目:ちなみにこれが前回(2006.11.20)の同じ場所の様子。
注:2枚目:よく見ると,水田と道路の間に金属製の柵が敷設されている。これは前回は無かった(3枚目)。
後で分かるが,この辺はイノシシの食害に悩まされているらしく,耕作地のほとんどはこのような柵で囲まれていた。
樫原湿原,水田跡地 VI の南端(唐津市七山),08:19-08:20
木道の末端部に育っていたシダ植物。
ワラビ(Pteridium aquilinum var. latiusculum)だろうとは思ったが同定に自信がなかった。
後日,日本シダの会の佐藤淳様から「ワラビで間違いありません」とのコメントをいただきました(2008.12)。
ありがとうございます。
樫原湿原,水田跡地 VI の南端(唐津市七山),08:21
少し戻ったところに
オジギソウ()?があった。
樫原湿原,湿地 IV と湿地 II (唐津市七山),08:23
北に向って進む。木道の左が湿地 IV ,右が湿地 II 。
樫原湿原,湿地 II (唐津市七山),08:23-08:25
アキノウナギツカミ(Persicaria sagittata var. sibirica)?
樫原湿原,湿地 IV と湿地 II (唐津市七山),08:26
3枚目:前回(2006.11.20)の様子。
これと比較すると,木柵の様子が異なる。横に渡してあった竹がない。
樫原湿原,湿地 II(唐津市七山),08:26-08:27
サギソウ(Habenaria radiata)。
樫原湿原,湿地 II(唐津市七山),08:28-08:29
1,2枚目:湿地の様子。
3枚目:ここで採集(樫原湿原,湿地 II )。
観察された生物:
キストディニウム(Cystodinium),
クリプトモナス(Cryptomonas),
共生藻を持つマヨレラ(Mayorella viridis?),
ウロトリカ(Urotricha),
共生藻を持つキルトロフォシス(Cyrtolophosis),
共生藻を持つ繊毛虫(Condylostoma ?),
マルロモナス(Mallomonas elliptica),
Gloeocystis,
ボツリオコッカス(Botryococcus braunii),
ヒザオリ(Mougeotia),
オニノカナボウ(Triploceras gracile),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium minutum,
P. nodosum,
P. trabecula),
ミカヅキモ(
Closterium baillyanum,
C. cynthia,
C. pronum,
C. dianae, 大中小3タイプ,
C. ralfsiiかなり大きい,
C. setaceum,
C. toxon,
Closterium sp.細長い菱形で ほぼ真直ぐ&先端が四角い
ツヅミモ(
Cosmarium connatum,
C. contractum,
C. granatum,
C. obsoletum v. sitvense,
C. pseudopyramidatum,
C. quadrifarium),
ホシガタモ(
Staurastrum coarctatum,
S. senarium,
S. teliferum,
S. tohopekaligense),
イボマタモ(
Euastrum ansatum,
E. gnathophorum,
E. sinulosum),
ホシガタモ(
Staurastrum johnsonii,
S. subavicula),
アワセオオギ(
Micrasterias apiculata,
M. pinnatifida,
M. thomasiana),
ハタヒモ(Netrium digitus),
Bambusina,
ユレモ(Oscillatoria sp.),
カイミジンコ,
9/14追加分:
Lesquereusia,
クンショウモ(Pediastrum angulosum),
ミカヅキモ(
Closterium gracile),
ツヅミモ(
Cosmarium binum,
C. quadrum),
ホシガタモ(
S. johnsonii),
樫原湿原,湿地 II(唐津市七山),08:30
1,2枚目:木道は「中ノ島」に突き当ったところで左右に分岐している(1枚目)。
2枚目:その右脇に湿地 II が広がっている。
樫原湿原,中ノ島東端の分岐(唐津市七山),08:30
1枚目:分岐の様子。「順路→」となっているが,左側にも木道がある。
2,3枚目:前回の様子。ちょっと見ると同じように見えるが,よく見ると色々違っている。
前回は右折した先の木道には滑り止めの横棒が取り付けてあったが,現在のものにはない。
また,前回は板3枚を横に並べてあるが,今回は板4枚。あきらかに新しくなっている。
なにより,左側の木道は前回はなかったはず。これが一番,新しい(注)。
注:さらに詳しくみると,前回「立入禁止」の札がついた青色のロープがついている位置が変化している。
前回は,青色ロープが2本の木製の支柱の間に張ってあるが,今回はロープは前回の右側の支柱とそのさらに右にある樹木の間に張ってある。
すなわち,よくよく見ると「立入禁止」の位置が右にずれていた。
左側の木道が新しく敷設されたことで「立入禁止」の札を脇にずらしたようだ。
こちらにも中ノ島に上がっていく遊歩道があるのかも。
Part V: | 樫原湿原 2008.09.09, 08:30 - 08:43 |