栄村
西マド湿原
野々海池北の湿原
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観察された原生生物名一覧(現在 02 種)

採集日:2015.6.13 ウオッちず で位置確認

信越トレイルを西へ,すぐ左に湿原があるのだが,,(栄村),13:20
1,2枚目:左側に樹木が生い茂って湿原に近付けない。

まわりは樹木だらけだ(栄村),13:21
4枚目:iPad mini で現在地を確認。

湿原の案内があった(栄村),13:21-13:22
1枚目:道の左脇に小さな案内があった。 2枚目:何者か(クマ?人?)によって上下に押しつぶされていた。 この先に湿原があるらしい。 しかし,名前は「西マド湿原」となっていた(注1)。植生保護のため立入禁止と書かれている。 これまで私が調べたかぎりでは「ししやち湿原」という名前だったのだが,,(注2)。
3,4枚目: 道の向かい側で育っていた植物たち。 ??)と ショウジョウバカマHeloniopsis orientalis,ユリ科 ショウジョウバカマ属)

注1:調べると,「マド」というのは尾根の鞍部,または,稜線の切れ目を意味するらしい。 ただし,そこを「窓」と表現するのは富山県の方言とのこと(注1の注)。 ここは新潟との県境だが,同じ方言(ないし,似た方言)が使われていた(る)のかも知れない。 西マドというからには,東のマドもあると思うのだが,,。また,両者の中央にある山は?
注2:「ししやち湿原」の正確な位置は不明なので,「西マド湿原」と同一であると断定はできない。 かなり以前に入手した資料によると,「ししやち湿原」は,地図には以前から描かれていたが, 1980年になってやっとその存在が確認されたそうだ。 位置に関しては,標高1050mでブナ林に囲まれている。湿原の中ほどに池塘がある(あった?)という情報しかないが, いずれも現在の「西マド湿原」と条件が一致する。
ただし,1980年に確認されたというのが気になる。 現在の「西マド湿原」は信越トレイルのすぐ脇にあるので,これに1980年まで誰も気付かなかったというのはおかしい。 それまで本当に誰も気付かなかったのか?それとも,「ししやち湿原」はここではなく,他にあるのだろうか?
この他,その資料によると,「野々海高原」には「一の湿原」というのもあるらしい。 最初はキャンプ場脇の広々した湿原がそれかと思っていたが,よく見ると,「一の湿原」とは別に 「キャンプ場湿原」という名前もある。別のようだ。「一の湿原」以外に「深坂峠付近」として峠の左右に小湿原があるとも書いてある。 もしかすると,「一の湿原」は,深坂峠(みさかとうげ)の近くにある比較的大きな湿原なのかも知れない。
もっとこの付近を歩かないと正確なことはわからないようだ。

注1の注:長野県では尾根の鞍部,または,稜線の切れ目を切戸または切処(いわゆるキレット)と表わす,とのこと。 「西マド湿原」は長野県側にあるのだが,何故,富山の方言になったのだろう。 ここは行政区としては長野県だが,新潟との県境にあるので富山・新潟に近い方言になる,ということ?

西マド湿原(栄村),13:22
1枚目:案内板の少し先へ進むとこのような景色が広がっていた。 最初にこれを見た時は,池?と勘違いしてしまった。 雪解け直後のため,大量の雪止め水があって一時的に池のようになってしまうようだ。
2枚目:少し位置を変えて再度撮影。

西マド湿原(栄村),13:22-13:23
1枚目:水際の様子。一時的な水たまりなので原生生物はほとんど期待できないが,,。 2枚目:せっかくここまで来たので,とりあえず 採集(西マド湿原-01)。 薄茶色の腐食質が入ってきたが,藻塊はみあたらない。
観察された生物: 未同定の繊毛虫, センチュウ,

西マド湿原(栄村),13:23
レンズを若干下げて再度撮影。

信越トレイルをさらに西へ(栄村),13:24
1枚目:もう少し先まで歩いてみることにした。 2,3枚目:右はかなりの急斜面になっている。それでも残雪がある。
4枚目:iPad mini で現在地を確認。

信越トレイルをさらに西へ(栄村),13:24
これは ??

その先には大量の残雪があった(栄村),13:25
1〜3枚目:トレイルから南側を向いてパノラマ撮影。 1枚目:前方に見えているのは湿原の西縁のようだ。 2,3枚目:大量の残雪があり,この先のルートが見通せない。ここで引き返すしかない。 かりに進めたとしても,湿原から離れていくばかりなので,これ以上先に進んでも意味が無い。

残雪の先でミズバショウが咲いていた(栄村),13:25

西マド湿原(栄村),13:27-13:28
1,2枚目:残雪の上を通るのは滑りそうで危険なので, 木々の間を抜けて水際に近付いてみることにした。 3枚目: ミズバショウLysichitum camtschatcense,サトイモ科 ミズバショウ属) に近付いて,周囲の泥を 採集(西マド湿原-02)。 ミズバショウが咲く場所は流水があるので,原生生物はほとんど期待できないのだが,一応,念のため。 しかし,ここにも原生生物はほとんどいない。もう少し暖かくなれば多少は増えるだろうが,,。
観察された生物: 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, ワムシ,

西マド湿原(栄村),13:28-13:29
1〜3枚目:立ち去る前に湿原をパノラマ撮影。 ここからは,湿原の縁を通るルートがあるか否かは確認できない。

トレイルに戻って再度パノラマ撮影(栄村),13:31
ここからは元来た道を辿って野々海池の南端まで戻る。

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