七宗町 |
飛水峡 赤池
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採集日:2014.04.27 | ウオッちず | で位置確認 |
赤池と赤池弁財天を望遠撮影(七宗町),10:45
左手前が赤池,その右側に「赤池辨財天」と書かれた幟がある。
近くには赤く塗られた鳥居がいくつあるが,その先,岩の頂上に弁財天の社がある(吹き流しが付いた幟の右,注)。
前回(2013.11.01)
は,あそこまで上がってみた。
今回はパスする予定。
注:吹き流しが付いた幟は前回まで無かった(はず)。
何かあるのかな?と気になったが,後で上麻生駅に戻った際,
駅近くの建物に
「赤池弁財天,竜神大祭,日時5月3日,場所,ロックガーデン」と書かれた貼紙があった(後出)。
行事として「神輿渡行・山車・子供みこし・稚児行列」などが行われるらしい。
神事の方は「商売繁盛 家内安全 交通安全祈願,餅撒き」などがあるという。
線路沿いをさらに進む(七宗町),10:46
赤池がはっきり見えるようになった。
再度,赤池と赤池弁財天を望遠撮影(七宗町),10:46
1枚目:左が赤池。画像には写っていないが,画面の左に道路から赤池へ降りる階段がある。
2枚目:こちらが赤池弁財天。左に鳥居が2つ,その先(右側)に社がある(屋根しか見えないが)。
さらに進んで,再度,弁財天の社を撮影(七宗町),10:48
既述したが,前回(2013.11.01)はあの社まで上がった。
踏切の向かいに赤池・赤池弁財天へ降りる階段の入口がある(七宗町),10:49
2013年11月の様子(2013.11.01,11:01 撮影)。
階段を降りる,最初はおだやかな傾斜だが(七宗町),10:50
途中から急傾斜となる(七宗町),10:50
前回同様,途中から階段のステップにはたくさんの落ち葉が積もっていた。
滑ると危ないので,靴でそれらを階段の外へ落としながら降りた。
赤池が見えた(七宗町),10:53
前回は池周辺は草刈りが行われた直後だったが,
今回はすでに青々した草が生えていた。
2013年11月の様子(2013.11.01,11:08撮影)。
赤池(七宗町),10:54
やや離れた位置からパノラマ撮影。
赤池(七宗町),10:54-10:55
池端に近付いて再度,パノラマ撮影。
前回は,この辺は水際の傾斜がやや急だったので採集しなかった。
そのかわり,右へ移動してやや遠浅になっている水際で採集した。
今回はここでも採集してみることにした。
2013年11月の様子(2013.11.01,11:09撮影)。
赤池,西端付近(七宗町),10:55-10:56
1枚目:まずはここで
採集(赤池-01)。
これまで北海道の釧路湿原でしか観察できていない
アミカムリ(Nebela bipes)
がいた。ムム・・・。
今回の採集では,ここが一番観察できた種数が多い。
2,3枚目:これは??()
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.),
アメーバ・プロテウス(Amoeba proteus),
マヨレラ(Mayorella),
共生藻を持つマヨレラ(Mayorella viridis?),
バネラ(Vannella),
コクリオポディウム(Cochliopodium sp.),
ナベカムリ(Arcella sp.),
フセツボカムリ(
Centropyxis aculeata,
C. ecornis),
ディフルギア(
Difflugia penardi),
Lesquereusia,
アミカムリ(
Nebela bipes,
Nebela sp.),
プラギオフリス(Plagioprys sp.),
ラッパムシ(Stentor sp.),
ブレファリスマ(Blepharisma sp.),
ハルテリア(Halteria),
ウロトリカ(Urotricha platystoma),
コレプス(Coleps hirtus),
ディセマトストマ(Disematostoma minor),
キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum),
棘毛類繊毛虫,
珪藻各種,
アステロコッカス(Asterococcus sp.),
ゲミネルラ(Geminella),
サヤミドロ(
Oedogonium undulatum,
Oedogonium sp.),
ヒザオリ2種(Mougeotia),
アオミドロ(Spirogyra),
ホシミドロ(Zygnema),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium ehrenbergii),
ミカヅキモ(
Closterium baillyanum,
C. dianae,
C. intermedium,
Closterium sp.),
ツヅミモ(
Cosmarium obsoletum),
トゲツヅミモ(Xanthidium antilopaeum),
アワセオオギ(Micrasterias pinnatifida),
ハタヒモ(Netrium digitus),
ワムシ,
センチュウ,
赤池(七宗町),10:56-10:57
池の南西側へ移動して,再度パノラマ撮影。
前回(2013.11.01)
はこの辺で採集した。
その際,共生藻をもつオフリディウムの群体が肉眼で見えるゼリーに発達したものを発見した。
オフリディウムのゼリーは,これまでは標高の高い山の湿原でしか見たことがなかった。
このような標高の低い場所(赤池の標高は 140 m弱)では,それまで見かけたことがなかったので,大変驚いた。
赤池(七宗町),10:57-10:58
1枚目:水際に近付いて,
2枚目:採集(赤池-02)。
オフリディウムのゼリーがないか探したが,今回は発見できなかった。
その替り,既述したように,
これまで北海道の釧路湿原でしか観察できていない
アミカムリ(Nebela bipes)
がいた。
ここ赤池の原生生物相は相当豊かなようだ。
今後も繰り返して観察する必要がある。
年内にまた1,2回は訪れたい。
急な階段なので,鎖の手摺に手を添えて上がる(七宗町),11:01
車道に上がったところでパノラマ撮影(七宗町),11:02
1枚目:遠くに見えるのが飛水峡ロックガーデン。
2枚目:赤池踏切。3,4枚目:東側。
さて,これで目的とした採集は終えたのだが,まだ午前中だ。
時間的には余裕があるので,この後はしばらく飛騨川沿いの道路(3,4枚目)を上流方向へ進んでみることにした。
途中に採集できそうな場所がないか探索するためだ。
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