豊田市
勘八峡
Part II: 勘八水管橋下の矢作川左岸
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2014.04.20 ウオッちず で位置確認

勘八水管橋下の川岸へ降りることができた(豊田市),13:00
1,2枚目:ここは岩だらけだ。 1枚目:左に大きな箱型の岩があるが,表面にたくさんの穴が開けられている。 3枚目:iPad mini で現在地を確認。 この近くのいくつかの大きな水たまりがあるはず。

大きな箱型の岩の手前(豊田市),13:00
足下を見ると,あきらかに岩の一部が人為的に切り取られているのがわかる。 また,床面にもたくさんの穴が開いている。 岩が切り取られているということは,かつてここは石切り場だったのだろうか?(注) それにしても,このたくさんの穴は一体何のために開けられたのだろう? なんとも不思議だ。

注:現在も,ここ勘八峡より上流側の矢作川沿いに採石場があるらしいが,詳細不明。

箱型の岩の脇から周囲を眺める(豊田市),13:01
1枚目:下流側に,川の流れとは別に,大きな水たまりがある。 あれが地図に描かれた水たまりのようだ。 2枚目:上に見えるのが勘八水管橋。 3枚目:上流にダムが見える。あそこが「越戸ダム」だ。

「越戸ダム」を望遠撮影(豊田市),13:01

勘八水管橋下,より川岸へ近付いてみる(豊田市),13:02
1枚目:下流側の水たまり。 こちらは水際は深く落ち込んでいるし,水面に藻塊が浮かんでいない。 原生生物はあまり期待できない。 2枚目:勘八水管橋の直下にもより小さな水たまりがあった。 水面には藻塊(ないし水垢)が浮かんでいる。今回はこちらで採集することにした。

勘八水管橋直下の水たまりへ(豊田市),13:03

勘八水管橋直下の水たまり(豊田市),13:04
1,2枚目:奥にやや大きな水たまりがあるが,手前にも小さな水たまりがある。 2枚目:奥の水たまりの水際には灌木が生え,水の表面に藻塊が浮いている。 いろいろいそうだ。

勘八水管橋直下の水たまり(豊田市),13:05
まずは手前の水たまりで採集(勘八峡-01)
観察された生物: アニソネマ(Anisonema), トリカメーバ(Trichamoeba), 小型アメーバ, グロミア(Gromia), アスピディスカ(Aspidisca), ウロトリカ( Urotricha farctaU. platystoma), ロクソフィルム(L. helus), バラディナ(Balladyna), 棘毛類繊毛虫, タルケイソウ(Melosira), 他の珪藻各種, イカダモ( Scenedesmus acuminatusScenedesmus sp.), アピオキスティス(Apiocystis), サヤミドロ(Oedogonium), アオミドロ2種(Spirogyra), メリスモペディア(Merismopedia), イタチムシ, センチュウ,

勘八水管橋直下,川岸近くのより大きな水たまり(豊田市),13:06
1〜3枚目:パノラマ撮影。 3枚目:向こう岸がさきほども撮影した藻塊が浮かぶ場所。 あそこには近付けないので,対岸のこちら側で採集することにした。

勘八水管橋直下,川岸近くのより大きな水たまり(豊田市),13:06, 13:07, 13:08
1枚目:こちらにも,それなりに藻塊(ほとんど水垢?)が浮かんでいる。 2枚目:ここで 採集(勘八峡-02)。 川近くなので,原生生物はあまりいないかと思いつつ採集したが,結果は予想したよりも多め(種数が)。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas sp.), 小型アメーバ, ラッパムシ(Stentor sp.), ウロトリカ(Urotricha sp.), リトノタス(Litonotus sp.), アンフィレプタス(Amphileptus pleurosigma), ハルテリア(Halteria), スチロニキア(Stylonychia mytilus), アスピディスカ(Aspidisca), アンフィシエラ(Amphisiella), 棘毛類繊毛虫, タルケイソウ(Melosira), 他の珪藻各種, クラミドモナス(Chlamydomonas sp.)?, ヘマトコッカス(Haematococcus lacustris), テトラバエナ(Tetrabaena socialis) ユードリナ(Eudorina), イカダモ( Scenedesmus acuminatusScenedesmus sp.), ゲミネルラ(Geminella), アオミドロ(Spirogyra), ミカヅキモ(Closterium moniliferum),

箱型岩の脇を通って元へ戻る(豊田市),13:08
2枚目:これはあきらかに岩を割った跡(矢穴痕,または,矢穴跡というらしい),のはず。

元きた道を辿って勘八水管橋へ(豊田市),13:09

金網扉を通って左折,勘八水管橋へ(豊田市),13:10

往路でも撮影した「矢作川ふれあいてくてく,ウォーキングコース(全長 4.1Km)」案内図(豊田市),13:11
この後は,このウォーキングコースを辿って平戸橋まで歩いてみることにした。

勘八水管橋を渡る(豊田市),13:11

勘八水管橋を渡る(豊田市),13:11

勘八水管橋を渡る(豊田市),13:12
3枚目:上流側にある「越戸ダム」が見える。

「越戸ダム」を再度,望遠撮影(豊田市),13:12
堰堤の右に見えるのは「中部電力越戸土木管理所」。

下流側の川岸の様子(豊田市),13:12
さきほど採集したのは,下の茂みの左側の小さな水たまりと,右側のやや大きく水面に藻塊が浮かんでいる水たまりだ。

Part III: 勘八水管橋〜矢作川右岸〜矢作川電力所前
2014.04.20, 13:13 - 13:22

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