名古屋市 |
神沢池とその周辺
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観察された原生生物名一覧( 24 種) |
採集日:2015.12.28 | ウオッちず | で位置確認 |
神沢池へ(名古屋市),13:55
自転車に乗った中学生?の一団が私を追い越していった。
左に湿地があった!(名古屋市),13:56
前方がわずかに丘陵地になっている。おそらくそこに降った雨がしみ出しているのだろう。
神沢池北の湿地(名古屋市),13:56
1〜3枚目:全体をパノラマ撮影。
前方が一段高くなっていて,その下側から水がしみ出しているようだ。
神沢池北の湿地(名古屋市),13:57-13:58
1枚目:段差の近くにより多く水がたまっていた。
ここで
採集(神沢池東の湿地)。
住宅地側で何度も人手が加わった場所だが,それなりに原生生物がいた。
ここが長期間,湿地になっていることを示している。
種組成としては平地でよく見かける種類が多い。
ミカヅキモもいたが,
Closterium acerosum
と
C. moniliferum
で,いずれも平地で頻繁に見られる種類だ。
ミカヅキモの多くは,高地の湿原など貧栄養の環境に生息するが,それらはまったく観察できなかった。
2枚目:現在地を確認。
観察された生物:
キロモナス(Chilomonas paramecium),
小型鞭毛虫数種,
アクチノスフェリウム(Actinosphaerium),
ラッパムシ(Stentor sp.),
ハルテリア(Halteria),
スチロニキア(Stylonychia mytilus),
アンフィシエラ(Amphisiella),
棘毛類繊毛虫,
トリボネマ(Tribonema regulare),
珪藻各種,
ミカヅキモ(
Closterium acerosum,
C. moniliferum),
ワムシ,
ミジンコ,
カイミジンコ,
前方が神沢池の北端部分,のはず(名古屋市),13:59
1枚目:画面左には金網扉で閉鎖された道がある。草茫茫だが,かつては途中まで道路が作られた場所のようだ(2枚目)。
右にはなにやら遊歩道らしき場所が見える。
2枚目:現在地を確認。フェンスのある側は道幅が広く描いていあるが,途中で途切れている。
神沢池に到着(名古屋市),13:59
前方にある凹んだ草地(湿地?)の先に神沢池がある。
その草地を囲むように柵付きの遊歩道がある。
神沢池案内図(名古屋市),13:59
「現在地」の位置がすこしずれているような,,,。もっと右では?
もしくは設置位置を間違えた?
柵の一部が空いていて草地に降りられるようになっていた(名古屋市),14:00
せっかくなので階段を降りてみた。
もしかしたら草地のどこかに水たまりができているかも,と期待しつつ歩いたが,,。
神沢池,北側の広場(名古屋市),14:00
草地に降りて周囲を見渡してみたが,どこにも水たまりは無かった。
地面は若干湿っている程度。湿地とは呼べない場所だった。
遊歩道に戻り,池に注ぐ水の出口とその下流部をパノラマ撮影(名古屋市),14:01
1枚目:コンクリート製の出口からわずかに水が流れだしていた。水源は今のところ不明。
4枚目:現在地を確認。
神沢池(名古屋市),14:02
遊歩道を少し進んでから池方向をパノラマ撮影。
曇っている(光量が足りない!)のと,逆光なので明るさが一定しない。
神沢池(名古屋市),14:02
さらに進んで,もう一度パノラマ撮影。
結果は同じだった。
3枚目:柵は遊歩道を離れて堰堤の手前で終っている。
そこに若干の隙間があった。人が出入りできそうな幅だ。
あそこからなら水際に近付けそうだ。
神沢池(名古屋市),14:03, 14:04, 14:05
1枚目:水際に近付いた。池端は自然の状態ではない。同じような大きさの石がゴロゴロしていた。
おそらく護岸工事として石が敷かれたのだろう。
水際にはたくさんゴミが落ちていた。そして,水は青白く濁っている。
2枚目:石と枯葉とゴミのある水際で
採集(神沢池)。
見た目はあまりよくないが,今回の採集ではここが一番,原生生物が多かった(種数)。
一応,アオミドロもいたが,他はほとんど従属栄養の生物ばかりだ。繊毛虫が目立った。
Euglena viridis
と思われるミドリムシもたくさんいたが,ミドリムシは葉緑体を持つので光合成もするが,
ヘドロなど有機質の多い場所で,それらを栄養として細胞内に浸透させて増殖する(osmotrophic)。
神沢池が富栄養化していることを示している。
3枚目:現在地を確認。
観察された生物:
ミドリムシ(Euglena sp.)
or レポキンクリス?,
トラケロモナス(Trachelomonas sp.),
小型鞭毛虫数種,
ラッパムシ(Stentor sp.),
ウロセントルム(Urocentrum turbo),
コレプス(Coleps),
ユープロテス(Euplotes),
ストロンビディウム(Strombidium),
レンバディオン(Lembadion lucens),
フロントニア2種(Frontonia),
ヒスチオバランティウム(Histiobalantium natans),
キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum),
シヌラ(Synura),
珪藻各種,
アオミドロ(Spirogyra),
ワムシ,
ケンミジンコ,
カテヌラ(Catenula lemnae),
階段を上がり堰堤に敷設された遊歩道を西南西へ進む(名古屋市),14:07
その途中でもパノラマ撮影。
対岸には草地が生い茂っているが,地図をみる限り,対岸へは近付けそうにない。
また,南側に雲が多く,この時まで直射光がないので,全体に薄暗く写ってしまう。
神沢池(名古屋市),14:08
さらに進んで池の北〜東〜南を入れてパノラマ撮影。
4,5枚目:現在いるのは南北に細長い池の北西,というか,北岸沿いの西端付近だ。
神沢池,西岸からの眺め(名古屋市),14:10
なかなか眺めのよいポイントに来た。これからふたたびパノラマ撮影するのだが,
なんとか日が射さないかと上空を見上げると,タイミング良く,雲の端から太陽が顔をのぞかせた。
このタイミングを逃すまいと,急いでパノラマ撮影した。
ほどなく太陽はふたたび顔を隠してしまった。
本当にギリギリのタイミングだった。ありがたやありがたや。
神沢池,対岸の葦原を望遠撮影(名古屋市),14:10
1枚目:前方にいる水鳥は,,,。
オオバン()
の姿は確認できるが,左にいる集団は何カモだろう?
カルガモ?
2枚目:現在地を確認。
神沢池(名古屋市),14:11
前方を左折,池の南岸沿いへ。
神沢池,南岸沿いを東へ進む(名古屋市),14:11
ここにも案内図があった(画面左)。
神沢池,南岸からの眺め(名古屋市),14:12
ふたたび日が翳ってしまったので,全体に薄暗く写ってしまった。
池から出る水路に架かる橋を渡る(名古屋市),14:13-14:14
1枚目:橋の名前は「神沢管理橋」。
次は,東にある「神の池」というやや変わった名前の池だ。
地図を調べると,ここをそのまま直進できれば一番の近道なのだが,,。
地図には途中で道が途切れているので,前方まで辿り着けるか不安があった。
この頃,前方の樹林沿いを左から右へ歩いている人の姿があった。
これに気をよくして,おそらくあそこまで辿り着けるのでは?と思い込み,先へ進んでみることにした。
が,しかし・・・
2枚目:水路沿いの両側に道があるが,対岸は未舗装。あまり人が通っていないかも。