犬山市
木曽川左岸
Part I: 野外活動センター近く
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2013.04.28 ウオッちず で位置確認

犬山市野外活動センターを過ぎたところでタクシーを降りた(犬山市),12:26
1枚目:乗車してきたタクシーを見送る。 2枚目:少し南へ下がってから iPad mini で現在地を確認。 この辺から川岸へ移動できれば,事前に航空写真でチェックしておいた岸辺近くの岩盤にある水たまりへ到達できるはず,なのだが,,。
左に脇道のようにも見える場所があったので,そこへ入ろうとすると後ろから来た乗用車が左折してきた。 その前に車から降りたらしい女性が車をガイドしようとして近付いてきたので, ここから河川敷へ出られるかと尋ねてみた。 しかし,答えはノーで,この辺からは河川敷へは出られないという。 南にある野外活動センター付近からなら近付けるかも,との返事だった。

ということで県道185号 栗栖犬山線を南へ移動(犬山市),12:28

前方に犬山市野外活動センターが見えてきた(犬山市),12:30

確かにセンターの手前に川岸へ近付ける道があった(犬山市),12:31
道路際には道標が立っていた。 「栗栖遊歩道,野外活動センター口,←栗栖ラインロード」と書かれている。 下段はこの後,樋ヶ洞川にかかる橋を渡った際,橋の袂にあった「栗栖遊歩道」の案内図だ。 これを見るとここから先には「2 ラインロードルート(河川) 1.7 km」という遊歩道が続いていることになっている。 ただし,この後でわかるように,そのラインロードはかなり怪しくなっていた。


「栗栖遊歩道」の案内図,本日12:57撮影。

栗栖ラインロードを川岸に向って進む(犬山市),12:32
1〜4枚目:少し入ったところでパノラマ撮影。
1,2枚目:左は野外活動センターの「芝生広場」らしい。 3,4枚目:こちらは「栗栖木曽川河川敷グラウンド・ゴルフ場」のようだ。 ここでわからなくなった。 事前にチェックした航空写真では,右は樹林帯というか草木で覆われているはずだった。 そして,樹林帯と川岸の岩場地帯の間に細い道が写っていた。 どうやらそれが「栗栖ラインロード」らしいのだが・・・。 実際には,樹林帯は姿を消しゴルフ場に変わっていた。それとともに「栗栖ラインロード」も姿を消していた。

木曽川左岸の岩場に入る(犬山市),12:33
3枚目:対岸の小山は標高 237.5m。この辺の標高はおよそ 45.0mのはず。 地図を見ると,あの小山の周囲(北西〜西〜南)は住宅団地で囲まれている。

木曽川左岸の岩場(犬山市),12:34
足下を見ると見慣れた植物が,これは長瀞で何度も見ているテリハノイバラ(),のはず。 下段は3週間ほど前に荒川左岸の河川敷(長瀞町)で撮影したテリハノイバラだ。


2013年04月の様子(2013.040.4,11:20撮影)。

ゴルフ場近くの岩場は潅木が多い(犬山市),12:35
先に進もうとしてフと右を見ると草と潅木に囲まれた小さな水たまりがあった(2枚目)。

野外活動センター近くの木曽川左岸(犬山市),12:36
ここで 採集(犬山市野外活動センター近くの木曽川左岸-01)。 この木曽川左岸では,ここが一番観察できた原生生物が多かった。 今回,木曽川左岸で採集したサンプル中では,ここが川岸から一番離れていたためだろう (=洪水で洗い流される頻度が低い)。
観察された生物: 渦鞭毛虫2種, ミドリムシ2種(Euglena sp.), ウチワヒゲムシ(Phacus smulkowskianus), アスタシア(Astasia sp.), ウロレプタス(Uroleptus), 棘毛類繊毛虫, 小型繊毛虫数種, マルロモナス(Mallomonas mesolepis), 珪藻各種, クロロモナス(Chloromonas), グロエオモナス(Gloeomonas sp.), ヘマトコッカス(Haematococcus lacustris), テトラバエナ(Tetrabaena socialis) クレブソルミディウム(Klebsormidium sp.), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), ヒザオリモドキ(Mougeotiopsis), アオミドロ(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema), ミカヅキモ( Closterium moniliferumC. intermediumC. littoraleC. lunulaC. navicula), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens 幅広), ユレモ(Oscillatoria sp.), ワムシ, ケンミジンコ, ソコミジンコ,

木曽川左岸の岩場を川岸に向って進む(犬山市),12:38
ここは飛水峡のように層状に重なった岩盤ではない。 かなり大きな均質な岩だが,どれも斜めというか平坦な面が傾いている。そのため,ここもかなり歩きづらい。

木曽川左岸の岩場を川岸に向って進む(犬山市),12:38-12:39
ほどなく目の前にたくさんの水たまりが現れた。 ただし,既述したように,周囲の岩はどれも三角形をして尖っている。 かなり歩きづらい。

木曽川左岸の岩場(犬山市),12:39
少し左に移動してパノラマ撮影。 三角形の尾根になった岩(2枚目)の左右にやや大きな水たまりがある。 2枚目の部分にも水があるが,これで左右がつながっているような,いないような・・・。 3枚目はやや下にずれてしまった。そのため,2枚目と水平位置が合わない。

木曽川左岸の岩場(犬山市),12:40
上段の2枚目に写っている水たまりで 採集(犬山市野外活動センター近くの木曽川左岸-02)。 さきほどの場所に比べて,原生生物は少なめ。 川岸により近いので,木曽川が増水した際に洗い流されることが多いのだろう。
観察された生物: コレプス(Coleps hirtus), 棘毛類繊毛虫, クンショウモ(Pediastrum angulosum), フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex), イカダモ( Scenedesmus ecornisS. quadricauda), コエラストルム(Coelastrum morus), アオミドロ2種(Spirogyra),

左の水たまりにヒメダカがいた!(犬山市),12:41
水中には大きな藻塊があるが,その間をオレンジ色の魚が泳いでいた。 望遠撮影してみた。右の魚はヒメダカ()のようだ。 誰かが放流したのだろうか?

iPad mini で現在地を確認(犬山市),12:43
1,2枚目:これは FieldAccess HDの画像。 1枚目:こちらは基本図(国土地理院の地図), 2枚目:そしてこれは同じ位置を「オルソ画像」に切り替えて表示させたもの。
既述したように,さきほどゴルフ場だった場所は,このオルソ画像では林になっている。 そして,岩盤地帯と林の間に白い線が南北に続いてる。 これが「栗栖ラインロード」のはず,だったのだが・・・。

木曽川左岸の岩場(犬山市),12:45
所々で岩の表面にこのようなオレンジ色の円があった。 これは地衣類?

木曽川が迫ったところでパノラマ撮影(犬山市),12:45-12:46

さらに進むとまた水たまりがあちこちに現れた(犬山市),12:46
この辺まで来ると,木曽川の水面とあまり段差がない。 ちょっと増水するたびに洗い流されてしまうはずで,原生生物は期待できない。

木曽川左岸の岩場(犬山市),12:47-12:48
1,2枚目:三角形の水たまりにたくさんの藻塊が浮かんでいた。 3枚目:ここで 採集(犬山市野外活動センター近くの木曽川左岸-03)
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), ディフルギア( Difflugia elegans), イレオネマ(Ileonema)?, ウロトリカ(Urotricha), メソディニウム(Mesodinium pulex), コレプス(Coleps hirtus), 珪藻各種, マキノエラ(Makinoella tosaensis)多数, ヒビミドロ(Ulothrix), ヒザオリ2種(Mougeotia), アオミドロ2種(Spirogyra), ツヅミモ( Cosmarium laeve多数), ユレモ(Oscillatoria sp.),

車道(県道185号 栗栖犬山線)に戻り右折,南へ(犬山市),12:53

犬山市野外活動センター前を通過(犬山市),12:53

Part II: 桃太郎公園へ
2013.04.28, 12:55 - 13:04

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