さいたま市桜区 |
秋ヶ瀬公園 |
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採集日:2010.02.21 | ウオッちず | で位置確認 |
羽根倉橋沿いの坂を下った先に秋ヶ瀬公園の北口がある(さいたま市桜区 上大久保→神田,じんで),14:48
2枚目:前方で左折。羽根倉橋をくぐる。
これより秋ヶ瀬公園(さいたま市桜区神田),14:49
橋を過ぎるとすぐに公園の入口が現れる。
秋ヶ瀬公園,左に入ってピクニックの森へ(さいたま市桜区 大久保領家),14:49
秋ヶ瀬公園,前方で左折(さいたま市桜区 大久保領家),14:50
秋ヶ瀬公園 ピクニックの森,ここからは自転車を降りて歩く(さいたま市桜区 大久保領家→神田),14:50
前方に羽根倉橋を見つつ,右にカーブする。
秋ヶ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市桜区神田),14:51
秋ヶ瀬公園 ピクニックの森,大久保領家にある池(さいたま市桜区神田/大久保領家),14:51
ここはいつも水があるが,原生生物はいつもいない。
秋ヶ瀬公園 ピクニックの森,大久保領家にある池(さいたま市桜区神田/大久保領家),14:52
一応,岸辺に近付いてみたが,いつもと同じなので採集せず。
秋ヶ瀬公園 ピクニックの森,さらに奥へ(さいたま市桜区神田),14:52-14:53
2枚目:ここは土の道の中にプラスチック性のボコボコ(滑り止め?)が埋め込まれている。
いつもは土や落ち葉でほとんどが覆い隠されているが,今回は,突出部分が頭を出していた。
土や落ち葉もないので,掃除をしたのだろう。
タイヤの跡もあるので,何か機械を使って掃除したようだ。
秋ヶ瀬公園 ピクニックの森,北端にある池(さいたま市桜区 神田/大久保領家),14:53-14:54
1,2枚目:パノラマ撮影。時折釣り人がいる池(沼)。
何度か採集しているが,原生生物はおろか他の微生物もほとんどいない。
いつもと同じに見えるので,採集せずに道なりに右(南)へカーブ。
秋ヶ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市桜区 大久保領家/上大久保),14:54
右にカーブすると,このような景色となる。
左の分岐の角に案内板がある。その奥がいつもの採集ポイントなのだが・・・。
秋ヶ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市桜区 上大久保),14:54
今回は乾いていた。よって採集不可。
ちなみに前回(2009.11.15)は水があったので採集した(下段)。
さらにその前(2009.9.20)は今回と同じで,乾いていた。
ここは湿地だが乾燥したり湿ったりと変化が激しい。
そのため原生生物は全体に少ない時が多いが,まれにたくさんいることもある。
おそらく,ここは昔からある湿地で,元来は原生生物は多くいるのだろうが,
乾燥している間は原生生物の多くは休眠状態にあり,水辺ができてもすぐには増えないために,観察されにくいのだろう。
2009.11.15,14:26 -14:27撮影。
秋ヶ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市桜区 上大久保),14:55
南へ向って歩く。
秋ヶ瀬公園 ピクニックの森,下大久保にある池(さいたま市桜区 上大久保/下大久保),14:56-14:56
ここも前回までの採集ポイントだが・・・。
前回の様子,2009.11.15,14:29撮影。
秋ヶ瀬公園 ピクニックの森,下大久保にある池,(さいたま市桜区 下大久保),14:57
一応採集(秋ヶ瀬公園)。
あまりいないかと思ったが,予想に反して結構いた。
とくに,これまで観察したことのないクロムリナがいた。
細胞は楕円体で一部が膨潤しているが,なにより特徴的なのは,6〜8個の細胞が互いに側方で接着して群体を形成している点。
ちょうど,緑藻のテトラバエナ(),ないし,ゴニウム()のような形だが,
細胞じたいは黄緑色の葉緑体を持ち,上記のように,一部が不定形に膨潤しているというクロムリナ類(ないし
オクロモナス類)によくみられる独特な形状だった。
これは珍しい。今のところ,種名不明。
クロムリナではない別の属である可能性も否定できないが,今のところ該当するものは見当たらない。
#現在,顕微鏡カメラが故障しているため,動画で記録した。
しかし,動画は解像度が悪いので細部が記録できない。残念。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
クリプトモナス(Cryptomonas),
ミドリムシ(
Euglena acus,
E. tripteris,
Euglena sp.
初観察,注1),
ウチワヒゲムシ(
Phacus aenigmaticus,
P. trypanon),
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
ストロンボモナス(Strombomonas sp.)?,
ナベカムリ(Arcella sp.),
ディフルギア(
Difflugia sp.),
コレプス(Coleps),
ウロトリカ(Urotricha),
キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum),
小型鞭毛虫数種,
ヒカリモ(Chromulina
またはその近縁種 初観察 注2),
モナス(Monas sp.),
シヌラ(Synura),
マルロモナス3種(
Mallomonas mesolepis,
Mallomonas sp.1, sp.2),
テトラバエナ(Tetrabaena socialis),
イカダモ(Scenedesmus quadricauda),
コエラストルム(Coelastrum astroideum),
ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium),
イトクズモ(Ankistrodesmus),
未同定のチリモ類(ツヅミモのような,アルスロデスムスのような,角に小さな棘がある,半細胞は横長の長方形),
ケンミジンコ,
1枚目:前回(2009.11.15,14:30)の様子,
2枚目:前々回(2009.9.20,13:18)の様子。
気づいたこと:
今回,および,前々回(2009.9.20)は,標識がある角の湿地は乾いていたが,ここには原生生物がたくさんいた。
一方,前回(2009.11.15),標識がある角の湿地には水がたまっていたが,ここの水は比較的澄んでいて原生生物は少なかった。
ということは,・・・。
雨が多いとピクニックの森全体に水がたまるが,ここは水が溢れてしまい中にいた原生生物の多くが流し出されてしまう,
のかも知れない。やはりある程度の「熟成期間」(少ない原生生物が増殖して観察されやすくなるまでに時間がかかる)が必要なのだろう。
秋ヶ瀬公園 ピクニックの森を出る(さいたま市桜区 上大久保/下大久保),14:58
秋ヶ瀬公園,前方に広がるのは芝生広場とグラウンド(さいたま市桜区 上大久保),14:59
秋ヶ瀬公園,グラウンドの中を通って・・・(さいたま市桜区 上大久保),15:01
秋ヶ瀬公園,「三ッ池園地」だった?ところ(さいたま市桜区),15:01
2枚目:前回の様子(2009.11.15,14:36撮影)。
路面の凹みに水がたまっている。
やはり前回は雨が降った直後だったようだ。これが,前回,原生生物が少ない原因だったのかも。
秋ヶ瀬公園 三ッ池園地,いつもの木々を撮影(さいたま市桜区),15:02
1枚目:2007.4.05撮影,
2枚目:2007.12.02撮影,
3枚目:2009.3.15撮影,
4枚目:2009.9.20撮影,
5枚目:2009.11.15撮影,
秋ヶ瀬公園 三ッ池園地,ピラカンサの実がなくなった(さいたま市桜区),15:03
秋ヶ瀬公園,公園の西縁を通る道路を南下(さいたま市桜区),15:04-15:09
秋ヶ瀬橋が迫る,手前で左折(さいたま市桜区),15:10-15:11
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