柏市
柏の葉庭球場
柏の葉第1号調整池
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2008.02.11 ウオッちず で位置確認

税関研修所北縁を東へ(柏市柏の葉),14:09-14:10
1枚目:右折した後の様子。右側が税関研修所。 2枚目:ここで右に折れる。この後,すぐに左へ折れて東北東へ向かう。 3枚目:左へ折れると右側に柵が現れ,その先に水辺らしき場所が現れた。

税関研修所の隣にある調整池(柏市柏の葉),14:10
1,2枚目:ここは地図にも描かれているが,真四角の池なので,おそらく柵に囲まれて近付けないだろうと予想していた。 しかし,よく見ると,池の周囲に道があって公園風の造りになっている。

向い側は国立ガンセンター東病院(柏市柏の葉),14:10

調整池についていた名前は「柏の葉庭球場」(柏市柏の葉),14:11
1枚目:池の北東端に入口があった。 2枚目:どういう訳か柵に掲げられてあるのは「柏の葉庭球場」という案内板。 池の隣にあるテニスコートへここから入るらしい。 池じたいには名前はなさそうだ。

調整池へ(柏市柏の葉),14:11
1,2枚目:坂を降りて池に近付いてみることにした。

柏の葉庭球場脇の調整池(柏市柏の葉),14:12-14:13
坂を降りたところで壁際の水路が所々緑色をしていた。 ここで採集(柏市庭球場脇の調整池隣の水路)
観察された生物: バンピレラ(Vampyrella)?, ディステリア(Dysteria), シヌラ(Synura), 珪藻少々, ヒザオリ(Mougeotia), ホシミドロ(Zygnema), ミジンコ,

柏の葉庭球場脇の調整池(柏市柏の葉),14:14
さらに進むと,調整池に通じる水路の上には金属性の格子状の橋が架かっていた。

柏の葉庭球場脇の調整池(柏市柏の葉),14:15-14:17
橋の脇から池端に近付くことができた。 水路と池の接続部付近で採集(柏市庭球場脇の調整池)。 一般にこういった調整池では原生生物はあまり観察されないので, 当初はほとんど期待していなかったが,翌日の観察では意外なほど多くの原生生物が観察できた。 とくに以下に示した吸管虫の一種(Lernaeophrya)はかなり希な種類で,私はこれまで1度しか観察したことがない(それも同様に千葉県内)。 他にも比較的希なオペキュラリア(Opercularia)もいた。 ここはかなり古くからある調整池,ないしは調整池となる以前からここには沼等があった可能性が高い。 また,隣に庭球場があるので,調整池というよりは公園の池のように, 水位が一定になるように管理されていて,それが幸いしているのかも。
観察された生物: ミドリムシ(Euglena), ウチワヒゲムシ(Phacus), ノトソレヌス(Notosolenus sp.), ミドリムシ類の鞭毛虫(後曵鞭毛が長い), カラエリヒゲムシ(Salpingoeca)かその仲間, コドシガ(Codosiga), マヨレラ(Mayorella), クリドネラ(Clydonella), コクリオポディウム(Cochliopodium), トリネマ(Trinema sp.), スピロストマム(Spirostomum intermedium), アンフィレプタス(Amphileptus), トコフリア(Tokophrya quadripartita) 吸管虫の一種(Lernaeophrya), キロドネラ(Chilodonella cucullulus), ゾウリムシ(Paramecium caudatum), キネトキルム(Cinetochilum), オペキュラリア(Opercularia), オペキュラリアの近縁種(Orbopercularia), ツリガネムシ4〜5種(Vorticella convallaria, V. campanula, V. nebulifera, Vorticella sp.1-2) 珪藻各種, サヤミドロ2種(Oedogonium), Stigeoclonium, ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), ミカヅキモ( C. acerosum), ユレモ(Oscillatoria), センチュウ, ワムシ, ケンミジンコ,

柏の葉庭球場脇の調整池(柏市柏の葉),14:17

調整池を出る(柏市柏の葉),14:18
坂を上がり,さきほどの税関研修所脇の道へ戻り,当初の目的地である柏ビレジ水辺公園へ向かって東北東へ向かう。

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