千葉市
昭和の森/下夕田池・花菖蒲園
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千葉市の東端にある広大な敷地(100.9 ha)の総合公園。 南北に細長いが,公園の西縁を走る県道132号沿いに大きな池(下夕田池,しもんたいけ)がある。 また,その池の北には菖蒲園もある。 下夕田池は地形的にみて公園ができる前からあったと思われるが,原生生物はそれなりにいた。 なお,県道132号を挟んで西隣には水辺の郷公園がある。
観察された原生生物名一覧(現在 14 種)

採集日:2007.12.24 ウオッちず で位置確認

県道132号を渡るとその先は「昭和の森」(千葉市緑区),14:37-14:38
1枚目:県道を渡り,その先にある下夕田池へ向う。昭和の森へ向う車道は門が閉まっていたが, 2枚目:その脇に人が通るための通路があった。そこを通って昭和の森へ。

昭和の森,下夕田池(千葉市緑区),14:38
中へ入ってすぐの場所から下夕田池とその隣(西)を走る県道132号をパノラマ撮影。 1,2枚目:手前の池端は深く落ち込んでいるため,木柵があるが,この後,奥へ進むと岸辺へ近付ける場所があった。

昭和の森,下夕田池の近くにある案内図(千葉市緑区),14:40-14:41
下夕田(シモンタ)池というらしい。現在通ってきたのは下夕田池入口。 池の北東側には湿性植物園(花菖蒲園)があるようだ。

昭和の森,下夕田池(千葉市緑区),14:41-14:44
1枚目:少し進むと木柵が途切れ, 2,3枚目:その先の池端には大きな岩がいくつか並んでいた。 3枚目:水底にはやや丸みを帯びた大きめの石が敷き詰められている。どうにも人工的な印象が強い。 前方に見えるのはヒツジグサ()。 4枚目:ここもあまり期待できないが,ひとまず 採集(昭和の森,下夕田池)。 結果は以下のとおり。 予想よりはやや多め。 さきほどの水辺の郷公園に比べるとかなり多い。岸辺に岩が敷き詰められて自然の状態ではなくなっているが, ここは昔からあった池なのだろう。その名残り?
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), コドシガ(Codosiga), トラケロモナス(Trachelomonas), 小型鞭毛虫数種, ウロレプタス(Uroleptus), レンバディオン(Lembadion lucens), マルロモナス(Mallomonas), タルケイソウ2〜3種(Melosira), 他の珪藻各種, フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex), ヒトヅノクンショウモ(Pediastrum simplex), ユレモ(Oscillatoria),

昭和の森,下夕田池の向いにある湿性植物園(花菖蒲園)(千葉市緑区),14:44
1,2枚目:池の北東端で左右を撮影。 1枚目:左側に案内図にあった湿性植物園(花菖蒲園)が見える。 2枚目:池沿いの道。ここから右へカーブして南へ向う。 ここに湿性植物園があることは事前に確認していなかったが,せっかくなので入ってみることにした。

昭和の森,花菖蒲園(千葉市緑区),14:45
1,2枚目:菖蒲園の南西端からパノラマ撮影。前方に四阿(1枚目)が見える。

昭和の森,花菖蒲園(千葉市緑区),14:46
1,2枚目:途中にはこのように水たまりもあった(パノラマ撮影)。 ただし,原生生物はいそうにないので,ここでは撮影せず。

昭和の森,花菖蒲園(千葉市緑区),14:47
1,2枚目:パノラマ撮影。菖蒲園の中程にある四阿の脇を通過。 その先には桟橋状の木道があった(1枚目)。

昭和の森,花菖蒲園(千葉市緑区),14:48
1,2枚目:パノラマ撮影。木道の先端部まで来た。 この先にも菖蒲園か何かが続いているようだが,今回はここで引き返すことにした。 2枚目:木道の先端へ向い,戻りは木道を通ってみることにした。

昭和の森,花菖蒲園(千葉市緑区),14:49-14:50
1枚目:木道の先端付近から南方向を撮影。 2枚目:所々,木道の脇にも水たまりがあったが,見る限り泥のみで原生生物はいそうにない。

昭和の森,花菖蒲園(千葉市緑区),14:52-14:55
1枚目:菖蒲園の南東端へ戻る。この近くに結構な量の水があった。 2〜7枚目:浅いがあちこちに緑色の オオフサモMyriophyllum aquaticum)が水中から顔を出していた(注)。 8枚目:ここで採集(昭和の森,花菖蒲園)。 さきほどの下夕田池に比べると原生生物の種数はかなり少ない。 この辺は安定した水環境ではない(乾燥や水流等)ためだろう。
観察された生物: クリプトモナス( Cryptomonas platyurisCryptomonas sp.), トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), 小型鞭毛虫数種, コレプス(Coleps), 細長いフロントニア(Frontonia sp.), 棘毛類繊毛虫, 小型繊毛虫数種, ワムシ,

注:南米原産の水草で雌株のみが帰化しているらしい。

昭和の森,下夕田池から少し先へ進んでみたが・・・(千葉市緑区),14:56-14:59
1枚目:菖蒲園から戻った後,池の北側の道を先に進んでみた。 2枚目:しばらく行くとこのような樹林帯の中へ入る。 3枚目:その先はこんな感じ。昭和の森公園(注)はここから南北に広がっているが,とても全部を見て回る訳にはいかないので, この辺で帰路につくことにした。

注:地図等には「昭和の森」とだけ記してある場合が多いが,一応,ここは公園。

昭和の森,途中で引き返す(千葉市緑区),15:00
さきほど入ってきた下夕田池近くへ戻る。

昭和の森,下夕田池の東端にいたハクチョウ(千葉市緑区),15:00
戻る途中,池の北東端に数羽のハクチョウ(種類は・・・)がいた。 餌付けされているようでヒトが近付いても逃げない。

県道132号を北へ(千葉市緑区),15:02
公園の外へ出る。目の前の県道132号を北へ向う。

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