蔵王，刈田岳の南，南蔵王縦走路の途中にある湿原（標高 1652m，注）。 杉ケ峰（標高 1744.9m）と屏風山（標高 1825m）の鞍部からその南の裾野にかけて広がっている。 観光地が近いこともあり，多くの人が訪れる。縦走路周辺は踏み付けによって裸地化しているが， 近年，木道等が整備され保護対策が進んできた。 ガイドブック等によると以前は縦走路の南裾野に広がる湿原へも入ることができたらしいが， 現在は縦走路以外は進入禁止となっている。そのため，木道から遠くにある池塘を眺めるしかない。 展望所近くの木道脇に壊れかけの池塘が１つだけあり，そこで採集できた。 観察された原生生物名一覧（現在 19 種） 注：これは鞍部の標高。湿原はその南側の裾野にかけて広がっている。 国土地理院の地図では1584〜1652mまでを湿原（芝草平）として描いてある。