八幡平市
安比高原 遊々の森
奥の牧場(9)
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採集日:2014.07.06 ウオッちず で位置確認

安比高原 遊々の森,林道を下る(八幡平市),12:58
1枚目:左はここへ来て最初に採集した池(遊々の森,奥の牧場-03)だ。 3枚目:右にも湿地がある。ただし,池はない,というか奥まで入れなかった。

前方でやや右にカーブ(八幡平市),12:59
左に入る場所があるが,その先に池はない。

その先にある池(八幡平市),12:59
1枚目:林道の左側,道路すれすれの位置に池があった。 ここは前回は気づかなかった。 もしかすると,この辺は残雪に覆われていて見えなかったのかも知れない。 あるいは,残雪の上を通るのに気をとられて気づかなかったのかも。

池を正面から撮影(八幡平市),13:00
水面に浮かんでいるのは,ヒルムシロの仲間のようだ。 オヒルムシロPotamogeton natans,ヒルムシロ科 ヒルムシロ属)? たぶん。 オヒルムシロの池としよう。

オヒルムシロの池(八幡平市),13:01
1枚目:道路際で 採集(遊々の森,奥の牧場-20)。 2枚目:iPad mini で現在地を確認。 この地図だと道路から離れた位置に池が描いてあるが,おそらくこれだろう。
観察された生物: 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus)多数, ハルテリア(Halteria), シヌラ(Synura), スティピトコッカス(Stipitococcus sp.), ペロニエラ(Peroniella hyalothecae), スティピトコッカス(Stipitococcus sp.), 珪藻各種, イカダモ( Scenedesmus sp.), ゲミネルラ(Geminella), サヤミドロ(Oedogonium), ホシミドロ(Zygnema), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum), カメガシラモ(Tetmemorus granulatus), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. rostratum), 小型ツヅミモ(Cosmarium sp.), ホシガタモ( Staurastrum forficulatum), イボマタモ( Euastrum affineE. gnathophorumE. pinnatumE. sinuosum), アワセオオギ(Micrasterias truncata), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), Bambusina brebissonii, クロオコッカス( Chroococcus pallidus), スティゴネマ(Stigonema), ワムシ, イタチムシ2種,

オヒルムシロの池(八幡平市),13:02
1枚目: オヒルムシロPotamogeton natans,ヒルムシロ科 ヒルムシロ属)? だと思う。 2枚目:画面左上に写っている棒状のものは,おそらく実(または開花前の蕾み?)だろう。

オヒルムシロの池の東側(八幡平市),13:02
1枚目:画面左が池の東端だが,その先にも湿地が続いているようだ。奥が深そうだ。
後日,さきほどのGoogle mapの航空写真と比較対照したところ, 2枚目の道路際の右奥にも半円形の池があるようだ。 近付くには5mほど薮こぎをしなければならない。 ここから見るかぎり,笹薮というよりも灌木と,より高い樹木の中を進まないといけないようだ。 果して近付けるか・・・。 いずれにしても次回はチャレンジしてみよう。

その先にも道路際に湿地があった(八幡平市),13:02, 13:03, 13:03, 13:03, 13:04
1枚目:画面の左がさきほどのオヒルムシロの池だ。 2枚目:その先に灌木の少ないやや見通しのよい場所があった。 4枚目:反対側は笹薮で奥は見えない。 5枚目:iPad mini で現在地を確認。 道路際には何も描かれていないが,右奥(北北東)に池があるように描いてある。

湿地を正面からパノラマ撮影(八幡平市),13:04
1枚目:左は今降りてきた林道。 2枚目:正面は灌木が少なく,水面があるのがわずかに見える。 前方は灌木だらけだが,その下は全部が湿地のようだ。 草が倒れている。誰かが中へ入った(入ろうとした?)ようだ。

林道際の湿地(八幡平市),13:04-13:05
1枚目:足下はこんな状態。とても奥まで入れそうにない。長靴があれば話は別だが。 2枚目:その先にある草地。水に浸っている。 3枚目: ここで 採集(遊々の森,奥の牧場-21)
4枚目:iPad mini で現在地を再確認。 少し奥へ入ったようになっているが,これはGPSのぶれが原因。実際には数十cmほど進んだだけだ。 地図を見るとわかるように,ここから北北東へ少し行くと丸い形の池があるようだ。 Google mapの航空写真を見ると,池というより半ば湿原化しつつあるように見える。
観察された生物: ウチワヒゲムシ(Phacus landekiensis), リピドデンドロン(Rhipidodendron), スポンゴモナス(Spongomonas intestinum), ナベカムリ( Arcella vulgaris), ディフルギア( Difflugia sp.), スピロストマム(Spirostomum ambiguum), ウロトリカ( Urotricha sp.), 珪藻各種, グロエオモナス(Gloeomonas sp.), ゲミネルラ(Geminella), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), カメガシラモ(Tetmemorus granulatus), ミカヅキモ( C. idiosporumC. intermediumC. rostratumC. striolatum), イボマタモ( Euastrum affine), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), ケンミジンコ, センチュウ,

安比高原 遊々の森,林道を下る(八幡平市),13:07

安比高原 遊々の森,林道を下る(八幡平市),13:07
また左に入れそうな場所があった。 ここは車が入れるくらいの幅がある。轍が残されている。 ただし,奥までは続いていない。 車が方向転換するために作られた場所?
この奥を少し入ると両側に池があるはず。 左(西)の池はさきほどの道路際の湿地の先にある池だ。 そして,右にも丸い池がある。 ただし,その池に到達するには灌木を10mほどかきわけて進む必要がある。

中へ入るとすぐに前方が灌木で遮られた(八幡平市),13:08
ただし,足下にはわずかながら踏跡のようなものが続いていた。 それを辿って先に進んでみることにした。 上記のように,この近くにも左右に池があるはず,なのだが・・・。

踏跡は次第に消えてしまった(八幡平市),13:08-13:09
1,2枚目:左右を探したが,踏跡を見つけることはできなかった。 3枚目:iPad mini で現在地を確認。 このように,現在地の両側に池があるはずなのだが・・・。 両方とも薮というか樹木が多くて,とても近付けそうになかった。 自転車を置いて,無理矢理進めば近付けたとは思うが,そこまでする気力がなかった。

林道に戻り,左折(八幡平市),13:11

安比高原 遊々の森,林道を下る(八幡平市),13:11
道路を横断する形でゴムの板が埋め込まれていた。 こういった場所(山に多い未舗装の坂道)でよく見るものだ。 「路面侵食防止ゴム板」というらしい。 雨水が流れて路面が削られるのを防ぐためのものだ。 前回はこれは見なかったような気がする。 ただし,この辺はまだ残雪があった場所なので気づかなかった可能性もある。
なお,前回の復路ではこの林道の大部分を自転車で走ることができた。 未舗装とはいえ,それだけ路面が固まっていた,ということだが, 今回は,あちこちの路面にたくさんの砂利がまかれていて,それらが浮き石状態だったため,自転車を降りて歩くことが多くなった。 砂利というよりも小石くらいのサイズの砕石だったので,自転車で走ろうとするとタイヤが沈み,ハンドルをとられそうになるからだ。 危険なので自転車を降りて歩かざるをえなかった。

安比高原 遊々の森,林道を下る(八幡平市),13:11-13:12
1枚目:この辺は新しい砂利が少ないので(たしか)自転車で走れたはず。 2枚目:iPad mini で現在地を確認。 前回の往路はこの少し先でタクシーを降り,そこからは歩いて遊々の森へ向った。

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