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2016.08.08, Part IX

〜一の池〜三段の池〜二の池

前方の分岐を左へ進む(富山市),12:27
1,2枚目:パノラマ撮影。
3枚目:現在地を確認。

一の池手前の分岐(富山市),12:28
1,2枚目:パノラマ撮影。
2枚目:右への分岐がある。さきほどの分岐に南へ向かって途中まで木道が続いているルートがあると紹介したが, このルートは途中でそれと合流するようだ(航空写真による)。
そのようなルートがあるということは, 南側の湿原もそれなりに人の行き来があるのだろう。

一の池へ(富山市),12:28
1,2枚目:パノラマ撮影。
航空写真だと,右への分岐が識別できなかったので採集は無理かと予想していたが, 池塘に向かって木道が敷設されていた。これならなんとかなりそうだ。

一の池(富山市),12:28
池塘の手前には立入禁止のロープがあったが,この距離ならカップ付き指示棒を伸ばせば水は採取できそうだ。

木道はなぜか立入禁止のロープの先まである(富山市),12:28
おそらく,このロープ柵は下の木道が敷設された後に設置されたのだろう。 ということは比較的最近である可能性が高い。 なぜなら木道は5,6年で朽ち果てると云われているからだ。

一の池(富山市),12:30-12:31
1枚目:カップ付き指示棒を伸ばして水を採取。
2枚目:しばらくガサガサやってみたが,水垢がほとんど入らない。
こういった場合でも原生生物がたくさん入ることがあるが,ここはどうだろう?
3枚目:まずはサンプルを 採集(一の池)

一の池(富山市),12:32, 12:34
残った水に測定器を浸して,,,。
1枚目:導電率は 10 μS/cm(29.7 ℃)。 結構低い。ここの水源が雨水だけであることを示している。
2枚目:pH は 4.71。典型的な泥炭湿原の池塘だ。 これならと期待したが,,。

一の池(富山市),12:35
1〜3枚目: 少し下がってパノラマ撮影。
池塘は一面, ミヤマホタルイScirpus hondoensis,カヤツリグサ科 ホタルイ属) で覆われている。

前方にある数mの丘の先に「三段の池」があるはず(富山市),12:35

丘に上がったところで前方(東)をパノラマ撮影(富山市),12:36
4枚目:現在地を確認。 「三段の池」のすぐ近くに「消滅の池」もあるらしいのだが,,,。

丘を降りたすぐ先に「三段の池」があった(富山市),12:38
今見えているのは「三段の池」のうち,一番低い位置にある池塘だ。

「三段の池」を真横(北側)から撮影(富山市),12:38
手前の池塘の先に,階段状になった池塘が2つあるのが,なんとなくわかる。 手前の池塘の周囲は一部裸地化している。 そのためか,近付けないようになっている。採集不可。

そのすぐ先の木道周辺は乾いていた(富山市),12:39
雨が降ると,この辺は水たまりになるのだろう。 しかし,今は干上がってひび割れている。

「消滅の池」は確認不能?(富山市),12:39-12:40
1枚目:地図によれば,この辺の右手に「消滅の池」があるはずだが,,,。本当に消滅した?
2枚目:現在地を確認。

白木峰湿原を東に向かって進む(富山市),12:40
1枚目:小型化した オオバギボウシHosta montana,ユリ科 ギボウシ属) ??
2枚目: 開花したばかりの イワショウブTofieldia japonica,ユリ科 チシマゼキショウ属)

「二の池」が現れた(富山市),12:41
1,2枚目:パノラマ撮影。 3枚目:現在地を確認。

二の池(富山市),12:41, 12:42, 12:43, 12:44
1枚目:木道からカップ付き指示棒が届いた。 ドロリとした水が入ってきた。 さきほどの「一の池」とは大違いだ。
2枚目:サンプルを 採集(二の池)
3枚目:導電率は 14 μS/cm(28.5 ℃)。「一の池」(10 μS/cm)よりやや高い。 ここには,たくさんの クロオコッカス(Chroococcus turgidus) がいた(翌日の観察による)。なんらかの原因で富栄養化している可能性がある。
4枚目:pH は 4.50。「一の池」( 4.71)とほぼ同じだ。

Part X: 二等三角点〜浮島の池
2016.08.08, 12:48 - 13:03