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2016.05.29, Part VIII

県道2号手前の湿地

沼の手前にある湿地(北塩原村),12:35
1枚目: ミズバショウLysichitum camtschatcense,サトイモ科 ミズバショウ属) や,
2枚目: ??) があった。

その先にある小沼(北塩原村),12:36
1,2枚目:パノラマ撮影。 水際はかなりぬかるんでいる。どこから迫れるか,しばし左右をいったりきたり。

小沼周辺の湿地(北塩原村),12:36
これは クリンソウPrimula japonica,サクラソウ科 サクラソウ属)
もとからここで咲いていたのか,それとも,ここにあった建物(注)の庭などで栽培されていたものか。

注:後述するように,国土地理院の地図だと,この辺には2棟の建物が描いてある。 しかし,今はまったく存在しない。

県道2号手前,小沼周辺の湿地(北塩原村),12:37
1枚目: オオバギボウシHosta montana,ユリ科 ギボウシ属) と
2〜3枚目: ゼンマイOsmunda japonica,ゼンマイ科 ゼンマイ属)

県道2号手前の湿地(北塩原村),12:38, 12:38, 12:40
1枚目:水際に近付ける場所があった。
2枚目:導電率は 81 μS/cm(19.8℃)。水温が低いわりには高めだ(注)。 やはりもと建物があった場所であること,周辺(道路を挟んだ向い側)には人家が点在していることなどが原因だろう。
3枚目:ここで 採集(県道2号手前の湿地)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス2種(Cryptomonas sp.), ミドリムシ(Euglena oxyuris), ウチワヒゲムシ(Phacus sp.), トラケロモナス(Trachelomonas pulcherrima), 小型トラケロモナス(Trachelomonas sp.), ナベカムリ(Arcella sp.), フセツボカムリ( Centropyxis ecornis), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus), ウロトリカ(Urotricha), アスピディスカ(Aspidisca), ディセマトストマ(Disematostoma bütschlii), 未同定の繊毛虫, シヌラ(Synura), 珪藻各種, サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ2種(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium ehrenbergii), ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ, センチュウ,

注:ちなみにこの後訪れた県道2号を挟んで反対側にある沼は樹林の中にあるが,そこの導電率は50 μS/cm(26.3℃)だった (後出)。

県道2号手前の湿地(北塩原村),12:40
1〜3枚目:採集地点から小沼をパノラマ撮影。
1枚目:広場の奥の方にも湿地が広がっているようだ。 もしかすると水辺があるかも知れない。あちらへも行ってみることにした。

県道2号手前,小沼周辺の湿地(北塩原村),12:40-12:41
1枚目:足下にあるのは オオバギボウシHosta montana,ユリ科 ギボウシ属) と, 2枚目: ヤマドリゼンマイOsmundastrum cinnamomea var. fokiensis,ゼンマイ科 ゼンマイ属)

更地を経由して奥の湿地へ(北塩原村),12:41
1枚目: レンゲツツジRhododendron japonicum,ツツジ科 ツツジ属) の先に湿地が広がっていた。

レンゲツツジの先にある湿地(北塩原村),12:41-12:42
なお,前方の樹林のすぐ先を県道2号が通っているはず。

県道2号手前,レンゲツツジの先にある湿地(北塩原村),12:42
枯れて倒れた葦がたくさんある。ここから見るかぎり水辺は見当たらない。 奥(樹林の手前)まで行けばあるかも知れないが,今日はこれでよしとしよう。

更地を通ってさらに奥にある湿地へ(北塩原村),12:43

さらに奥にある湿地(北塩原村),12:43
ここもだいたい同じだ。 道路に戻ることにした。

さらにさらに奥にある湿地(北塩原村),12:43
1枚目:ず〜っと,同じような場所が県道2号沿いに続いているようだ。 道路に戻ることにした。
2枚目:現在地を確認。 このように,地図だと,現在立っている位置に建物が描いてある。 いつ頃,消滅したのだろうか? ざっと見る限り,周囲に建物が立っていたということを示すものは見当たらない。

Part IX: 県道2号沿いの池沼
2016.05.29, 12:44 - 12:58