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2016.01.03, Part III

洞の下の岩観音

洞の下の岩観音へ(那須町),15:45
1枚目:さらに北上して東陽中学校(注)の先を左折。
2枚目:左折した先のT字路を右折。「岩観音→」と書かれた案内があった。

注:東陽中学校は,小中学校の統廃合により近々?廃校になるらしい。

洞の下の岩観音(那須町),15:45
1枚目:山の斜面に大きな岩があり,その手前に御堂が建っている。 2枚目:望遠撮影。
御堂は桜の季節にはライトアップされるらしい。それに合わせて近所の人がボランティアで周辺の田圃に水を張って逆さ富士のような サクラが撮影できるようにしているそうだ。それを期待して訪れる人が多いらしい。

洞の下の岩観音(那須町),15:47
さきほどの伊王野城山公園もそうだが,この頃,タクシーの運転手との会話の中で, 私が微生物の調査を行っていることや,湿地に微生物が多いことなどを紹介すると, 運転手も自然愛好家らしく,クロサンショウウオの幼生や,ハッチョウトンボの写真を見せてくれた。
そして,この洞の下の岩観音の近くには湧水湿地があるので,紹介してくれることになった。 運転手に先導されて洞の下の岩観音に近付いていった。

洞の下の岩観音手前の溜池(那須町),15:47
手前に溜池が2つあるが,,,柵で囲まれているので採集不可。残念。

洞の下の岩観音近くの湿地へ(那須町),15:48
右前方を歩いているのがタクシーの運転手。 その左前方が岩観音へ上がる「洗心の石段」だ。 石段は108段あるらしい。

湿地は「洗心の石段」の右,斜面を少し上がったところにあるという(那須町),15:48

洞の下の岩観音近くの湿地(那須町),15:49
1,2枚目:パノラマ撮影。
ここがその湿地。 残念ながら樹林の中の斜面だし,水流がある場所なので,原生生物はあまり期待できそうにない,,,。

洞の下の岩観音近くの湿地(那須町),15:50
水が滞留していそうな場所を探して 採集(洞の下の岩観音)
さてどうだろうか?
残念ながら,ここも原生生物はほとんどいない。
観察された生物: 棘毛類繊毛虫, 珪藻少々,

黒磯駅の1番ホームにて(那須塩原市),18:23
埼玉に戻るために黒磯駅に入ったところ,ホーム側にある観光案内の中に さきほど訪れた「洞の下の岩観音」の写真があった。
下の解説には 「芦屋石(注)の岩肌が露出してそびえ立つその中腹に観音堂があり,通称「洞の下の岩観音」と呼ばれている。 岩観音へは,煩悩を洗い清める108段の石段を経て辿りつくことができる。」とある。
画面の左下にトラクターに乗っている男性が写っている。 おそらく,この人が周辺の水田に水を張るなど岩観音の周辺整備をボランティアで行っているのだろう。

注:ここには「芦屋石」とあるが,調べると芦野石が正しい表記だった。 芦野石は安山岩の一種で,近くで産出するらしい。 芦野地区には,芦野石で造った「石の美術館 Stone Plaza」(那須郡那須町芦野仲町)がある。 中に入ったことはないが,近くを通った際,何度か見かけたことがある。

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2016.01.03, 14:21 - 15:50