恩真寺湿地に到着(豊田市),09:37
今日は午前09時頃,宿を出た。
昨日(2015.09.09)同様,研究会メンバーの車に乗車してここまで来た。
左の上り坂の先には恩真寺がある。湿地はその奥にあるらしい。
右に「鈴木正三遺跡」とあるが,鈴木正三は,恩真寺を創建した江戸時代の思想家だそうだ
(足助出身,城主の長男として生まれ徳川家康に仕えたが,途中で出家した)。
前方の案内図の脇に「正三さんの杖」と書かれた屋根付きの箱がある。
その中にたくさんの杖が入っている。
これはこの先が急な坂になっているためのようだ(標高差 20mをいっきに上がる)。
坂を少し上がったところに柵?があった。
鍵はついていないが,出入りの際はかならず閉めるようにとの案内があった。
恩真寺の脇を通過(豊田市),09:40
かなり急な上り坂を上がり切ったところに恩真寺があった。
左を見ると建物が2つある。手前は公衆トイレ。
その先に一般住宅のように見える建物がある。
あれはかつて恩真寺には住み込みの住職?がいたので,その住居らしい(現在は無人?)。
恩真寺本体は,あの奥にあるそうだ。
恩真寺の先にある湿地への入口(豊田市),09:40-09:41
1枚目:最初の柵は簡単な作りだが鍵が付いていた。
この先には昨年新しくなったばかりの頑丈な鉄柵があった(鍵付き)。
2枚目:「湿地→」と書かれた案内。
3枚目:道の脇にあった石像。石像の脇には,斜面を上がっていく道の跡?があった。
桟橋状の擬似?木道に上がる(豊田市),09:43
昨日(2015.09.09)訪れた矢並湿地同様,
ここの柵や木道も昨年新しくなったそうだ。
恩真寺湿地(豊田市),09:43
擬似?木道からの眺め。
ゆるやかな斜面に沿って湿地が続いている。
所々に水路ができているようだが,草丈が高いので映像的には確認できない。
前方にも柵がある。
恩真寺湿地(豊田市),09:44, 09:44, 09:45, 09:46
1,2枚目:見晴台のような所で再度撮影。
3枚目:iPad mini で現在地を確認。
この後,擬似?木道の先にも柵があった。 そこは柵で保護されたエリアの出口だった。 その柵を出て,さらに先へ進んだ。
恩真寺湿地(豊田市),09:47, 09:50
1枚目:沢に沿って進むと,その先にも小さな湿地があった。
2枚目:ここは保護エリアではないので,とりあえず採集してみた(恩真寺湿地)。
しかし,沢が広がった場所なので,原生生物はほとんど期待できない。
結果は予想通り。原生生物はほとんどいない。
恩真寺湿地(豊田市),10:02
ウラジロ(Gleichenia japonica,ウラジロ科 ウラジロ属)
恩真寺湿地(豊田市),10:07
通路脇の斜面から少しずつ水が流れだしていた。
ここが湧水湿地であることを示している。
恩真寺湿地(豊田市),10:13
湿地へ降りて水質等を調査している同行者が,木道下の水を採集してくれた。
が,ここも原生生物はわずか。
直下には水があるが,この辺は大雨が降れば水が流れるし,晴れが続けば乾燥するはずの場所なので,
原生生物が少ないのは当然?
恩真寺湿地(豊田市),10:16
予報では午前中は曇り,時々小雨だったが,よく晴れている。
恩真寺湿地(豊田市),10:24-10:25
ノギラン(Aletris luteoviridis,キンコウカ科 ソクシンラン属)
恩真寺湿地(豊田市),10:25-10:28
ササクサ(Lophatherum gracile,イネ科 ササクサ属)
ひっつき虫の一種だが,他に比べてかなりしつこい。
種本体は取れても,先端部だけがズボンの布地に深く食い込んで,なかなか取れない。
Part II: | 上高湿地 2015.09.10, 10:57 - 12:06 |