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2013.05.06, Part X

籠岩/鬼怒川左岸沿い〜県道77号〜鬼怒川水路橋〜県道77号〜

籠岩,岩盤に上がるとそこに池があった(塩谷町),12:34
1〜3枚目:岩盤の縁に立ってパノラマ撮影。 右(3枚目)の斜面上から流れ落ちた水が,やや縦長の池(3,2枚目)を経由して, 左(1枚目)の斜面下へ流れ出ていた。

籠岩,岩盤上の池(塩谷町),12:35
1,2枚目:再度パノラマ撮影。 ここは水流があるもののわずかなので,池の縁に大量の藻塊が浮かんでいた。 これなら期待できそうだ。

籠岩,岩盤上の池(塩谷町),12:35
池端で採集(鬼怒川 籠岩-09)。 結構いたが,期待したほどではない。 大雨の時など大量に水が流れるのかも知れない。
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), クリプトモナス(Cryptomonas sp.), ヒアロスフェニア(Hyalosphenia cuneata), グロミア(Gromia), キロドントプシス(Chilodontopsis), メソディニウム(Mesodinium pulex), 未同定の繊毛虫, シヌラ(Synura), 珪藻各種, クンショウモ( Pediastrum angulosumP. tetras), イカダモ( Scenedesmus quadricauda), コエラストルム(Coelastrum morus), ゲミネルラ(Geminella), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema), ミカヅキモ( Closterium baillyanum), ホシガタモ( Staurastrum connatum), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), チリモ( Desmidium swartzii), ユレモ(Oscillatoria sp.), ミジンコ,

オートキャンプ場へ上がる(塩谷町),12:37

元来た道を辿って県道77号へ,オートキャンプ場を出て右折(塩谷町),12:41

前方を左折,坂を上がる(塩谷町),12:42

前方で県道77号へ出て左折する(塩谷町),12:43

県道77号 宇都宮船生高徳線を西へ,この辺は右側にだけ歩道がある(塩谷町),12:44, 12:46

遅沢川に架かる橋を渡る,これより日光市(塩谷町→日光市),12:47

歩道が途切れる(日光市),12:47

前方左に「かご岩温泉旅館」への入口が現れた(日光市),12:48

前方を左折して「かご岩温泉旅館」へ(日光市),12:48

左折した後の様子(日光市),12:49

途中に立っていた案内,ダムの放流にともなう増水への注意書きだ(日光市),12:49

「かご岩温泉旅館」が迫る(日光市),12:49
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:左から「露天風呂優先駐車場」(注),「かご岩ダンスホール」(画面中央,ピンク色の建物),「露天風呂」, 2枚目:「露天風呂」,3階建てが「本館」。色々ある。
これから「かご岩ダンスホール」と「露天風呂」の間にある通路を通ってその先にある橋へ。

注:「かご岩温泉旅館」のHPには「日帰り入浴駐車場」と記してある。

「かご岩ダンスホール」の先にある橋(日光市),12:50

「鬼怒川水路橋」は関係者以外立入禁止だった(日光市),12:50
1枚目:橋の手前には扉がありしっかり鍵がかけてあった。左に「鬼怒川水路橋」の名前がある。 2枚目:扉にあった標識。「目的 水路橋(下水道渠)」とある。 水管橋というのはよく目にするが「水路橋」は初めて。 Wikipedia によると「水道橋」,「水管橋」と同じ意味,だそうだが・・・。 3枚目:柵越しに橋の様子を撮影。見るかぎり普通の人道橋だ(橋下を水管が通っているのだろう)。ちょっと長いが,,。 これなら通れそうだし,ここが通れれば対岸と行き来できて便利だと思うのだが・・・。観光の面では通れた方が望ましいはずだ。 なぜ通れない,通さないのだろう?せっかくの施設がもったいない。 4枚目:対岸を望遠撮影。当然ながら対岸も立入禁止だ。
あそこから下流へ進むとゴルフ場があり,その近くにもこの左岸側同様,籠岩と呼ばれる場所があるらしい。 そこの水たまりでも採集したかったのだが,,,。ここが渡れないと,新高徳駅近くまで戻り,鬼怒川にかかる中岩橋, 支流の板穴川にかかる砥川橋を渡って,あの対岸付近まで行かなければならない。 かなり遠回りをしなければならないが,今回はその気力がない。諦めた。
なお,後になってこの「鬼怒川水路橋」が置かれている状況が,長瀞の「金石水管橋」(下段)によく似ていることに気づいた。 金石水管橋も同じく本来は水を通すための橋(ただし水道水)だが,人道橋も併設されている。 そして,長瀞渓谷という眺めのよい場所に架けられている点でも共通している。 しかし,金石水管橋の方はここと違って,橋を一般の観光客が通れるようにしている。 そのため,長瀞を訪れた観光客の多くが水管橋まで足を伸ばして渓谷の眺めを楽しんでいる。 これにより長瀞観光に一役かっている訳だ。 「鬼怒川水路橋」もそうなって欲しいものだ(注)。

注: 鬼怒川水路橋はこの付近ではもっとも川幅の広い位置に造られている。 観光目的でなければ,なぜわざわざ一番川幅の広い(かつ,眺めの良い)場所に水道橋を造る必要があるのだろう?(建設費用もかかるし)。 もしかすると,この鬼怒川水路橋も当初は金石水管橋と同じ目的で架けられたのかも知れない。 それがなんらかの理由で中止になった?
橋の下には,鬼怒川が上流で何本かに分かれたことでできた離れ小島のような場所がある。 その東端は,さきほど遅沢川沿いを通って訪れた籠岩の対岸部分になっている。 なので,途中で橋を降りられるようになっていれば,そこも歩いて訪れることができるはずだ。 もったいない。


金石水管橋,2012年04月の様子(2012.04.15,13:38撮影)。
この橋の長さは157m。鬼怒川水路橋はおよそ250m。やや長いかも。

ちなみに以下は昨年撮影したその他の水管橋。
荒川水管橋,2012年03月の様子(2012.03.25,14:35撮影)。

越辺川水管橋,2012年02月の様子(2012.02.10,13:05-13:06撮影)。

市野川水管橋,2012年02月の様子(2012.02.10,13:29撮影)。

他にも大小様々な水管橋を撮影しているが,基本的な造りは皆同じだ。

県道77号 宇都宮船生高徳線を西へ(日光市),12:53

県道77号を西へ(日光市),12:56
対岸に見えるのは「鬼怒川カントリークラブ」。

県道77号を西へ(日光市),12:57
1枚目:堰があった。名前は・・・。 2枚目:こちら側には見事なフジが。

堰を望遠撮影(日光市),12:57

県道77号を西へ,道路沿いのフジを望遠撮影(日光市),12:57
フジWisteria floribunda,マメ科 フジ属)
もう少し空がくっきりしていれば,くっきり写ったのだが,,。残念。 日射しはあるものの,全体に霞みがかかったような状態で鮮やかにならない。 多少,逆光になっているせいでもあるが,,。

Part XI: 県道77号〜国道121号〜高徳中岩河川公園
2013.05.06, 12:58 - 13:12