親鼻橋の先で国道140号 彩甲斐街道は右にカーブする(皆野町),11:13
その先にある金崎交差点を右折,荒川沿いの道路へ入る(皆野町),11:15
荒川沿いの道路を東北東へ(皆野町),11:16, 11:19, 11:19
2枚目:このY字路は右へ。
3枚目:ここから先は桜並木が続く。
この後,長瀞駅近くのライン下り乗降場から北(下流側)の荒川沿いの道には「北桜通り」の標識があった(高砂橋まで)。
ここ(上長瀞駅近く)からライン下り乗降場までの道は「南桜通り」というようだ。
サクラの名所「通り抜けの桜」として知られているらしい。
南桜通りを北へ,秩父鉄道の高架をくぐる(皆野町→長瀞町),11:20-11:21
南桜通りを東北東へ(長瀞町),11:22
1枚目:ここのサクラは古木が多い。これなど半分は枯れている。
前方から来た小型トラックが停まって荷台から何やら降ろし始めた(長瀞町),11:23
それは大きなゴムボートだった(長瀞町),11:24
ラフティング用のボートらしい。
斜面を降ろしていく様子を見て,ここから荒川左岸に近付けることがわかった。
私も斜面を降りてみることにした。
荒川左岸河川敷に出た(長瀞町),11:24
荒川左岸河川敷が近付いたところでパノラマ撮影(長瀞町),11:25
急流でカヌー(カヤック)やボートを操る人々が大勢いた。
荒川左岸河川敷,さらに近付いてパノラマ撮影(長瀞町),11:25
荒川左岸河川敷(長瀞町),11:25, 11:25, 11:27
青白い岩の窪みにたまった水が赤く染まっていた。
鉄分が多いだけなのか(注),何か赤い微生物が繁殖しているのか,確かめるために
採集(荒川左岸河川敷-1)。
翌日の観察の結果,これらは赤色の色素を持つ
ヘマトコッカス(Haematococcus lacustris)
が大量増殖したものだった。
ヘマトコッカス(緑藻)はいきおいよく増殖している時は緑色をしているが,栄養不足などで増殖が止まり,
定常状態が長く続くと細胞内に赤い色素が蓄積する。その結果,このような色を呈するようになるのだ。
観察された生物:
ヘマトコッカス(Haematococcus lacustris),
ワムシ,
注:
岩じたいに鉄分が多く含まれているなら,岩肌も赤味があるだろうし(実際は青色),そこから鉄分が浸出して赤くなっているなら,
全部の水たまりが赤くなるはずだ。しかし,必ずしもそうではない。
同じ岩にいくつかの水たまりがある場合,すべてが赤く染まっている訳ではない(下段の画像)。よって鉄分によるものとは考えにくい。
荒川左岸河川敷を北へ向って進む(長瀞町),11:28
この辺はカーブした流路の内側なので河川敷が広がっている。
事前の調査では,この河川敷をどこまで歩いていけるかわからなかった。
しかし,この後,ここは河川敷が途切れるところまで自由に歩くことができた。
その先は,水面よりやや高い位置に敷設された遊歩道が続いていた。
1,2枚目:左側の水たまりは赤味がないが,3枚目:右の水たまりだけ赤い。
荒川左岸河川敷を北へ,この水たまりにはボウフラがたくさんいた(長瀞町),11:28
荒川左岸河川敷を北へ,オタマジャクシかと思ったら違った(長瀞町),11:29
荒川左岸河川敷を北へ(長瀞町),11:31
1枚目:近くの斜面では,数はわずかだが何組かが花見?なのか座っていた
(食事をしていたかは未確認だが,時間的におそらくそのはず)。
荒川左岸河川敷を北へ(長瀞町),11:32
1枚目:左上に大きな建物が見えた。この時は,あれが県立自然の博物館(手持ちの地図では自然史博物館)かと思ったが,
そうではなかった。あれは「養浩亭」という旅館だった。自然の博物館はあの旅館の向いにあった。
荒川左岸河川敷を北へ(長瀞町),11:32
この辺は大きな岩だけでなく,砂利も多い。
砂利は川が増水した際に上流から運ばれてきたのだろう。
とすると,この辺の水たまりはしょっちゅう水で洗い流されている可能性が高い。
だとすると,原生生物はあまり期待できない。
荒川左岸河川敷を北へ(長瀞町),11:33
それでも青々とした藻塊がたくさんある水たまりもあった。
とりあえず採集(荒川左岸河川敷-2)。
観察された生物:
小型鞭毛虫数種,
コレプス(Coleps hirtus),
リトノタス(Litonotus),
小型繊毛虫数種,
珪藻少々,
ゲミネルラ(Geminella),
アオミドロ(Spirogyra),
ツヅミモ(
Cosmarium margaritiferum,
Cosmarium sp.),
ワムシ,
荒川左岸河川敷を北へ(長瀞町),11:34-11:36
すぐ近くにはこのような真っ赤な水たまりもある
(荒川左岸河川敷-3)。
これも上記の「荒川左岸河川敷-1」と同様,
ヘマトコッカス(Haematococcus lacustris)
が大量増殖したものだった。
観察された生物:
スチロニキア(Stylonychia),
ユープロテス(Euplotes),
スキフィディア(Scyphidia),
棘毛類繊毛虫,
ヘマトコッカス(Haematococcus lacustris),
ゲミネルラ(Geminella),
ユレモ(Oscillatoria),
ワムシ,
Part V: | 荒川左岸河川敷〜虎岩 2012.04.15, 11:37 - 11:47 |