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2011.10.20, Part X

栗駒山登山道〜産沼〜無名の沼

ふたたび現れた笹薮の先を右にカーブする(一関市),12:52

産沼へ(一関市),12:52
1〜3枚目:道沿いに北へ向かって傾斜する湿原,というか草原?が現れた。 まもなく産沼だ。

後方を撮影(一関市),12:53
雪解け水や雨水はこの湿原を下って,さきほど紹介した北にある他の沼へ流れていくのだろう。 ただし,湿原(草原)になっているということは,侵食が起こるほどの水量はない,と推察される。

産沼に到着(一関市),12:53
1,2枚目:南(進行方向)を向くと,眼前に産沼の姿があった。

産沼(一関市),12:54
1〜5枚目:登山道の脇(西)に広がる産沼をパノラマ撮影。 栗駒山(須川岳,標高 1626.7 m)から流れ落ちる水は,いったんここに流れこんで, 溢れるとさきほどの傾斜湿原を通って北へ流れ落ちるのだろう。 上記のように水量は多くないと思うが,流水ということで原生生物はあまり期待できない。

産沼(一関市),12:55
期待できないな〜と思いつつ,せっかく来たので 登山道近くで採集(産沼)。 けっしていなくはないが,やはり少なめ。 対岸など他でも採集したかったが,近付けそうないので諦めた。
観察された生物: 小型アメーバ, ナベカムリ(Arcella sp.), ディフルギア( Difflugia elegansDifflugia sp.), 珪藻各種, ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), ゲミネルラ(Geminella), 小型サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ(Closterium intermedium), ホシガタモ( Staurastrum brebissoniiS. hystrixS. simonyi), アルスロデスムス( Arthrodesmus extensus), イボマタモ( Euastrum affine), ネジモ(Spirotaenia condensata), クロオコッカス(Chroococcus),

産沼の脇にある分岐(一関市),12:57
1,2枚目:パノラマ撮影。 沼沿いを少し上がると,このような分岐があった。 左(1枚目)は笊森避難小屋(これより 0.9 km先)へ向かうルート。 右(2枚目)が栗駒山頂(これより 1.3 km先)へ向かうルートだ。

分岐に立つ道標(一関市),12:57
ここ(標高 1370 m)から栗駒山頂(標高 1626.7 m)まではまだ257m ほどの標高差がある。 須川温泉の標高が約1110mなので,ここは標高ではちょうど中間地点になる。 標柱には須川温泉までが 3.0 km,山頂までが1.3 km先とあるが・・・。

さらに上へ(一関市),12:58
戻りのバスの時間があるので,栗駒山頂までは時間的に無理だが,13:10の地点で引き返せば十分間に合うはず, と予定してきた。まだあと12分ほどある。 ここから栗駒山頂へ向かう登山道の途中にも池(ないし沼,名称不明)があるので, 時間が許すかぎりそこまで近付いてみることにした。

栗駒山登山道を上る(一関市),12:59
1〜3枚目:パノラマ撮影。 ということでふたたび傾斜した湿原?に沿って上っていく。

栗駒山登山道を上る(一関市),13:00-13:02
1枚目:やや傾斜がきつくなり,丸太と石でできた階段を上がる。 2,3枚目:GPSを確認。2枚目:まもなく第2の沼が現れるはずだ。 3枚目:現在の標高 1397 m(のはず)。名称不明の沼(標高 1420 m付近)まであとわずかだ。

栗駒山登山道を上る(一関市),13:04
1,2枚目:パノラマ撮影。 そろそろ右にその沼が見えてもよい頃だが,右には背の高い潅木が茂って先が見通せない。

第2の沼があった(一関市),13:06
そろそろかと思ってカメラを上に挙げて撮影したところ,それらしい沼の水面がわずかに写った。 しかし,ここから肉眼ではまったく見えない。

足下に何かの糞が・・・(一関市),13:06
ここまで熊避けの鈴を付けて歩いてきたが,多少は効果があったかも。

栗駒山登山道を上る(一関市),13:07
1〜3枚目:パノラマ撮影。 上からなら沼を見渡せるかも知れないし,もしかしたら沼岸に近付けるルートがあるかも, と期待しつつさらに上がる。

Part XI: 無名の沼〜登山道を下る〜苔花台
2011.10.20, 13:07 - 14:07