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2011.09.08, Part VIII

弥兵衛平〜明月荘・東大巓分岐

弥兵衛平を東へ,東大巓の西尾根を上る(米沢市),11:04
1〜3枚目:パノラマ撮影。 ゆるやかに傾斜した湿原地帯を進む。 3枚目:前方に見えるのが東大巓(標高 1927.9 m)。

弥兵衛平を東へ,東大巓の西尾根を上る(米沢市),11:05
木道の右側にはかつての登山道跡が続く。裸地化し,激しく侵食されていて現在は回復作業が行われている。


前回の様子(2007.07.01,11:20撮影)。
1枚目:進行方向(東),2枚目:1枚目と同じ位置で振り返って元来た方向(西)を撮影。
2枚目:左端が梵天岩・天狗岩,その右隣が人形石のある中大巓(標高 1963.6 m),さらにその右が藤十郎(標高 1860 m),のはず。

弥兵衛平を東へ,東大巓の西尾根を上る(米沢市),11:05
これは青い実(球果)をつけたオオツガザクラPhyllodoce alpina)?

弥兵衛平を東へ,東大巓の西尾根を上る(米沢市),11:06
左に池塘があるが,遠過ぎて採集不可。

弥兵衛平を東へ,東大巓の西尾根を上る(米沢市),11:06
1枚目:弥兵衛平の東端近くにある道標。 2枚目:通り過ぎてから振り返って撮影。
道標の前面(1枚目)には「←至 東大巓・家形山・一切経山,→至 藤十郎・中大巓・西吾妻,山形県」, そして, 横面(2枚目)には「弥兵衛平」と書かれている。 前回は,これを見て 「このような道標は弥兵衛平の中央付近に立てられてあるはずなので, これから先もしばらく弥兵衛平が続く」と考え, これだと弥兵衛平湿原まで到達できずに,時間切れでUターンしなければならないかも,と不安になった。 しかし,実際は,この道標は,弥兵衛平の東端近くに立っていたので,すぐ先に明月荘・東大巓分岐があった。 そこでなんとか弥兵衛平湿原まで到達することができた。


前回の様子(2007.07.01,11:22撮影)。

弥兵衛平を東へ,東大巓の西尾根を上る(米沢市),11:06
やや傾斜した湿原(右は回復作業中,ムシロが敷かれている)。前方でわずかに右に折れるが,,。その先に・・・。

弥兵衛平を東へ,東大巓の西尾根を上る(米沢市),11:08
キベリタテハNymphalis antiopa)がいた。 さきほどのクジャクチョウと同様,これは 前回(2011.08.27)の採集地, 田代平でもたくさん見かけた。田代平では残念ながら写真が撮れなかったが,今回はうまく撮影できた。 クジャクチョウとキベリタテハはたくさん飛んでいた。今がシーズンのようだ。

弥兵衛平を東へ,東大巓の西尾根を上る(米沢市),11:09
1,2枚目:パノラマ撮影。この辺はかつての登山道跡からやや離れた位置に木道が敷設してある。

弥兵衛平を東へ,東大巓の西尾根を上る(米沢市),11:10
左に小さな池塘があったが,離れ過ぎている。

弥兵衛平を東へ,東大巓の西尾根を上る(米沢市),11:10
右に真新しい看板があった。植生回復作業についての解説だ。

弥兵衛平を東へ,東大巓の西尾根を上る(米沢市),11:11
前方で潅木地帯に入る。

弥兵衛平を東へ,東大巓の西尾根を上る(米沢市),11:11
右にやや広々した湿原が広がる。 木道から見る限り,池塘の有無はハッキリしない。 少なくとも大きな池塘はなさそうだ。

潅木地帯に入った(米沢市),11:13

明月荘・東大巓分岐が現れた,ここを左折(標高 約1880m,米沢市),11:15
1〜3枚目:パノラマ撮影。前方で木道が分岐している。分岐点には道標が立っている。 道標の左面には「←至 明月荘・滑川温泉」,右面には「←至 藤十郎・西吾妻山,→至 東大巓・家形山」と書かれている。 ここを左折し,東大巓の北尾根を下っていく。
なお,この時点で,前回(下段)より17分,早まっている。 湯元駅からのスタートは20分遅れたが,その遅れを取り戻しさらに17分上回ったので,計37分,前回より時間を短縮できたことになる。 既述したように,北望台をスタートする時点で4分(トイレ)時間を稼いだが,その後の北望台〜人形石間の登りは, 前回とまったく同じ(34分)だった。よって残り(37-4=33分)は人形石からここまで来る間に時間を稼いだことになる。 人形石〜いろは沼までの下りで13分(注)ほど短縮しているので, その後のいろは沼からここまでの尾根歩きで20分時間短縮したことになる。
37分余裕ができたので,その分遠くまで弥兵衛平湿原を歩けそうだ。この分なら明星湖まで行けそうだ(実際,そうなった)。

注:前回は42分(09:25?-10:07)。今回は29分(09:40-10:09)。

前回の様子(2007.07.01,11:32撮影)。

分岐に立つ道標(米沢市),11:15

弥兵衛平湿原へ,東大巓の北尾根を下る(米沢市),11:15
木道を歩いて下っていく。途中には黄色地に赤で「明月荘」と書かれた案内が所々(3,4箇所)にある。

弥兵衛平湿原へ,東大巓の北尾根を下る(米沢市),11:17
下り始めてほどなく,前方に湿原が見え出す。あそこが弥兵衛平湿原だ。

弥兵衛平湿原をやや望遠撮影(米沢市),11:18
湿原の右に小さく明月荘の建物が見える。

弥兵衛平湿原をさらに望遠撮影(米沢市),11:18
1,2枚目:パノラマ撮影。1枚目:弥兵衛平湿原,2枚目:明月荘。 遠くに見える山々は?蔵王はこの方角にあるはずだが,,。蔵王?

湿原側だけをさらに望遠撮影(米沢市),11:18-11:19
1,2枚目:パノラマ撮影。木道が湿原と潅木地帯(樹林帯?)の間をぬうように通っているのがわかる。 明星湖はどうやらここからは見えないようだ。

弥兵衛平湿原へ,東大巓の北尾根を下る(米沢市),11:19
1枚目:GPSで現在地を確認。地図上のポインタからは標高 1870 m 付近と読める。 2枚目:Barometer 1033 mb, Elevation 1868 m。ほぼ正確。 明月荘(標高 1831 m,国土地理院の地図による)から北に広がる弥兵衛平湿原との標高差は37m。
既述したように,ここから明月荘へ降りていくどこかで,このGPSを落としてしまった。 復路ではGPSを探しながら木道を上がったのだが,結局発見できなかった。 この辺は木道の両脇は笹薮で,木道は地面からやや高い位置に敷設されている。 すなわち,木道の下には隙間があるので,おそらく脇の笹薮か,木道の下へ転がり落ちてしまったのだろう。 そうなっては見つけようがない。残念。

Part IX: 〜明月荘〜弥兵衛平湿原
2011.09.08, 11:20 - 11:37