HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2009 . 06 . 14 | お知らせ

2009.06.14, Part II

鳥子平バス停〜東吾妻山線を通り景場平へ

バスから降車してすぐ雨具を装着(福島市),10:45
降りると同時に雨足が次第に強まってきた。 1枚目:急いでザックに雨避けを付けて,, 2枚目:自分も上下の雨具を装着。 この雨具を着るのは今度が二度目。 ただし,前回(山門水源の森,2008.6.30) は下(ズボン)だけ。上を着るのは今回が始めて。 以前,100円ショップで購入したヤッケで 弥兵衛平(濃霧)や 芝草平(雨)を 歩いたが,芝草平では雨水がヤッケの中まで浸透して下着までずぶ濡れになってしまった苦い経験がある。
今回のものは登山用で高価だが,さすがにそれだけのものはある。 かなりの雨の中,濡れた草木をかき分けて歩いたが雨水が中に浸透してくることはまったくなかった。 薄く軽い生地(しかし丈夫)でできているので,持ち運びも楽。

鳥子平バス停から北〜東〜南を撮影(福島市),10:46
1〜4枚目:出発準備を終えたところでパノラマ撮影。 1枚目:道路北側の向かいに見えるのが鳥子平への入口。 3枚目:バスが上がってきた方向。 4枚目:バス停の隣に景場平へ向かう登山道の入口がある。 正確にいうと,ここは東吾妻山線(東吾妻山登山道)の鳥子平登山口

ここは「磐梯朝日国立公園,東吾妻山登山道,鳥子平登山口」(福島市),10:46
1,2枚目:バス停の脇に立つ案内板。

まずは予定通り鳥子平に立寄ってから景場平へ行こうとした(福島市),10:46-10:47
当初の予定では,最初に道路近くにあるという鳥子平に立寄り, すぐに戻って,さきほどの鳥子平登山口から東吾妻山登山道を通って景場平を訪れることにしていた。 その後は,足慣らしために,そのまま登山道を登って東吾妻山を経由して浄土平へ降りるつもりでいた。 しかし,この雨では登山道は相当ぬかるんでいるはずで,予定していた時間に浄土平へ着けないのでは,,, 等と考えつつ,鳥子平の入口へ向かった。

「吾妻山周辺森林生態系保護地域」(福島市),10:47
入口の脇に立つ案内板。

途中まで歩いて気がついた,東吾妻山登山を諦めるなら先に景場平へ行くべきであることに(福島市),10:47
1,2枚目:そのまま鳥子平へ向かおうとして,はたと気付いた。 東吾妻山を経由するのが時間的に難しいとなると,浄土平へ向かうには, さきほどの車道(磐梯吾妻スカイライン)歩きか,鳥子平から続く道路沿いの遊歩道を歩くしかない。 となると,先に鳥子平へ行ってから景場平を訪れたのでは,鳥子平を二度通過することになるので無駄足になる。 そこで,急遽Uターンして先に景場平へ向かうことにした。

鳥子平バス停まで戻り,東吾妻山登山道へ入る(福島市),10:49
バス停の先にある石段を上がる。

景場平へ,鳥子平登山口から先はぬかるんだ急登・・・(福島市),10:49-10:51
薄暗く雨の降る中で撮影したので,すべてピンぼけ。
石段を過ぎるとすぐに急な登りとなった。岩は雨に濡れて滑りやすく, 大きな岩と岩の間はぬかるみか,あるいは水たまりになっている。 どこから上がればいいかを考えつつ登っていく。

景場平へ(福島市),10:53
バイカオウレンCoptis quinquefolia)?

景場平へ(福島市),10:54-10:58
1枚目:沢にまではなっていないが,少しでも平らな場所があると,このような水たまりになっていた。 2枚目:岩ばかりの登山道が続く。 この頃,空の上からはゴロゴロという雷鳴が何度も聞こえた。 ここは森の中なので雷が落ちる心配はないが,この後,平坦で樹木の少ない景場平でも雷が鳴っていたらどうしようとやや不安になる。 幸い,景場平に着く頃には雨も小降りとなり,雷鳴も止んだ。

景場平へ(福島市),10:58

景場平へ(福島市),10:59-11:00

景場平へ,残雪があった(福島市),11:01-11:03
2,3枚目:前方に白いものが見えた。残雪だった。 この時期でも残雪が・・・とやや驚いたが, よくよく考えると,ここは標高1600m以上の森の中。 以前(2006.6.1), 長野県の志賀高原を訪れた際には標高1800〜1900m付近にもかなりの残雪があった。 志賀高原よりはやや低いが,ここは緯度の高い福島県。 なので環境的には似たような状態にあるのだろう。などと勝手に納得(注)。

注:ただし,志賀高原はその当時,まだ枯草しかなかったが, ここの景場平(標高 約1690m)はすでに青々とした草が生え,たくさんの高山植物が花を咲かせていた。 志賀高原に比べて,標高が低いので気温は高めだが積雪が多い,ということなのかも知れない。

景場平へ(福島市),11:04-11:05
1,2枚目:途中には丸太で土留めをした階段もある。 3枚目:それを上がると平坦な場所に出る。そしてまた登り・・・。

景場平へ,梯子は滑りそうでとても使えない(福島市),11:08-11:09
短いが板や角材で造った階段もある。 が雨で滑りそうなので脇を上がる。

Part III: 〜東吾妻山線〜景場平
2009.06.14, 11:10 - 11:39