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2008.11.04, Part VI

島田川砂防公園

島田川砂防公園(島田公園)へ(中津川市馬籠),13:10
1,2枚目:さらに坂を下ると,道路脇に島田川方向へ降りていけそうな階段があった。

島田川砂防公園(島田公園)へ,ここは?(中津川市馬籠),13:11
1〜3枚目:階段からさらに先へ進み,車道が島田川に架かる橋付近を屈曲点として大きくU字カーブを描いている場所まで来た。 橋の脇には駐車場がある(1枚目)。 その手前には平坦な広場のような場所が広がっていた(2,3枚目)。 よく見ると,その広場の端に小さな池らしき場所がある。 4枚目:望遠モードでその池を拡大撮影。

島田川砂防公園(島田公園)へ,階段を降りる(中津川市馬籠),13:12
階段を降りれば近付けそうなので,ひとまずさきほどの階段の入口まで戻り,階段を降りることにした。

島田川砂防公園(島田公園)へ,さらに降りる(中津川市馬籠),13:12
階段の手前で進行方向を撮影。

小さな水辺はメダカ池だった(中津川市馬籠),13:13-13:14
1枚目:人工の池があるところまでやってきた。 前方には木柵があり,そこに「これより先,立入禁止,ホタルとメダカを育てる会」という看板が立っていた。 2枚目:先には進めないので,池の手前に立つ案内板らしきものを木柵の脇から撮影。 「馬籠のメダカの保存,・・・,馬籠地区ホタルとメダカを育てる会(日本野生メダカ保存会)」と書いてある。 ・・・しかし,立入禁止にしているのに,人が入れない方向に向けて案内板を立てても意味がないように思うのだが,,。 さきほど上から見た際,広場の中央付近に水路のようなものが見えたが,おそらくそこでホタルを育てているのだろう(?)。 3枚目:それにしても,この人工池の様子は・・・。藻塊で埋め尽くされている。 4枚目:土手の脇から手を伸ばしてサンプルを採集させてもらう (島田砂防公園,メダカ池)。 かなり固いしっかりした糸状藻類だった。 翌日の観察結果,案の定,サヤミドロの大群生だった。 どうも手入れしているようには見えないのだが,現在も「馬籠の黒メダカ」はいるのだろうか?(注)
観察された生物: コクリオポディウム(Cochliopodium), フセツボカムリ( Centropyxis aculeata), サヤミドロ(Oedogonium), ツヅミモ( Cosmarium formosulum or C. vexatum ?),

注:画像を見るとそれらしい形のものが写っているようにも見える。 ただし,この時,何かが動いている様子は無かった。気がつかなかっただけかも知れないが,,。

島田川砂防公園(島田公園)へ,さらに階段を降りる(中津川市馬籠),13:15
次第に公園らしい雰囲気になってきた。

島田川砂防公園(島田公園)へ,階段を降りた後のぬかるみ(中津川市馬籠),13:16-13:17
1枚目:2番目の階段を降りた地面がぬかるんでいた。 2枚目:表面が緑色をしていたので, とりあえず採集(島田砂防公園,階段近くのぬかるみ)。 ここは意外といた。
観察された生物: 太陽虫の一種, ペラネマ(Peranema), エントシフォン(Entosiphon), ディフルギア( Difflugia sp.), ユーグリファ(Euglypha sp.), トリネマ(Trinema sp.), スチロニキア(Stylonychia), レンバディオン(Lembadion), 小型珪藻少々, ホシミドロ(Zygnema), ミカヅキモ(Closterium acerosum),

この辺から島田川砂防公園(島田公園)?,砂防ダムの上に設置された通路(中津川市馬籠),13:18
1,2枚目:砂防ダムらしき場所の上に対岸へ渡る通路があった。 2枚目:その右脇にはさらに下へ降りる槐段があった。

島田川砂防公園(島田公園)(中津川市馬籠),13:19
1,2枚目:その階段の途中?からパノラマ撮影。 1枚目:砂防ダムとしてはかなり凝った造り。手前に魚道らしき水路がある。 雑草や茂みに覆われて先が見えにくいが,魚道に沿って手摺付きの柵が設置してある。 魚道沿いが公園の散策路になっているようなので,魚道に沿って下へ降りてみることにした。 しかし,雑草が多い。本当にここは公園?

島田川砂防公園(島田公園)(中津川市馬籠),13:19-13:20
フと気づくとズボンにアレチヌスビトハギDesmodium paniculatum)が着いていた。 この時はさほどの量ではなかったので,そのまま前へ(これが失敗)。

さらに先へ進んでみたが雑草が生い茂るばかり(中津川市馬籠),13:20-13:21
1,2枚目:少し下がった位置まで来て,振り返って砂防ダム方向をパノラマ撮影。 3枚目:足下を流れる魚道。相当長い魚道だと思うが,これで本当に魚は上までいけるのだろうか?

階段付近でズボンに着いたアレチヌスビトハギを除去するのに手間取る(中津川市馬籠),13:23-13:44
1枚目:辺は薮だらけで気がつくとさらにアレチヌスビトハギDesmodium paniculatum)が付着していた。 公園はまだまだ下流方向に続いているようだが,もはやそれどころではない。 慌てて元へ戻る。
階段付近にあったベンチに座り,ズボンについたアレチヌスビトハギの除去作業を行った。 最初は,指で引き剥がそうとしたが,なかなか取れない。
実を剥がしているところに,島田公園へ近付こうとする人が数名私の前を通り過ぎた。 ズボンの様子を見て皆驚いていた。 実は平らなだけでなく縁がナイフのように鋭くなっている。 そのため,剥がそうとすると実が指の間に挟まり,次第に出血して指先が痛くなった。 指で剥がしていたのでは時間がかかり過ぎるし,これ以上は指先が痛くて剥がす作業ができない。
2枚目:他に有効に剥がす方法はないかと考えた末,ポケットにあるPasmoのカードをズボンに当てて無理矢理削り落とすことにした。 これでかなり効率良く実を落とすことができた。 20分ほど作業を続けた結果,どうにか人前を歩けそうな位になったので,階段を上がり馬籠バス停まで戻ることにした。 予定していたバスに乗り遅れては大変だ。

馬籠バス停へ戻る(中津川市馬籠),13:45-13:48
1枚目:坂を上がる。 2枚目:北恵那交通の馬籠バス停に戻った。予定していたバスの発車時間は14:05。 なんとか間に合った。若干時間はあるものの,これから馬籠宿を見て歩けるほどの余裕はない。
それどころか,この時点でもアレチヌスビトハギの実は完全には除去できておらず(とくに後側), バス停に着いてからも実の除去作業を続けた。 ときおりバス停を横切る観光客が私のズボンの尻をみて苦笑していたほど,まだ残っていた。 バスが到着する頃になってどうにか除去作業が終わった。

Part VII: 馬籠バス停〜中津川駅〜長野駅
2008.11.04, 14:02 - 18:34