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2008.05.05, Part II

大正橋〜姿川左岸〜弥五郎次橋

架け替え工事中の大正橋の袂を左折した後の様子(宇都宮市幕田町→壬生町安塚),12:25
工事中だが,なんとか通れそうだ。

まずは左へ進み,姿川の旧流路へ(壬生町安塚),12:26

旧姿川の流路へ(壬生町安塚),12:26

旧姿川の流路(壬生町安塚),12:27
ここは岸辺が深く落ち込んでいるので採集不可。 この旧流路はここから東へ向った後,前方で右にUターンして,現在の姿川に向って行く。 現在は途切れ途切れで池のようになっている。

隣の 旧姿川の流路へ(壬生町安塚),12:27
道に沿って進むと・・・。

隣の 旧姿川の流路の岸辺で採集(壬生町安塚),12:28-12:30
1枚目:前方にまた池のようになった旧流路が現れた。岸辺で釣をしている人が何人かいた。 2枚目:池端で採集(姿川の旧流路)。 水辺の様子を見るかぎり,原生生物はあまりいそうに見えなかったが,意外や意外, ここが今回の採集ではもっとも原生生物の種類が多かった。 ただし,観察されたのは,腐食性の環境によく見られる従属栄養の種類(いわゆる原生動物)と ,藻類としてはクラミドモナスの仲間とクロレラ類が中心。 クラミドモナスの仲間は川辺でよく見かけるが,そのグループが多いのはここがかつては川の一部だったことの証しだろう。 一方,接合藻の仲間,とくに鼓藻類はまったく観察されなかった。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), ゴニオモナス(Goniomonas), エントシフォン(Entosiphon), ペラネマ(Peranema), アクチノフリス(Actinophrys sol), サッカメーバ(Saccamoeba), バネラ(Vannella), コロトネベラ(Korotnevella), コクリオポディウム(Cochliopodium), グロミア(Gromia), クラミドフリス(Chlamydophrys), ディアフォロドン(Diaphoropodon), 未同定の小型アメーバ, ラッパムシ(Stentor roeseli), コレプス(Coleps), ディレプタス(Dileptus gabonensis), ウロトリカ(Urotricha), リトノタス(Litonotus), ラクリマリア(Lacrymaria)?, キロドントプシス(Chilodontopsis), スチロニキア(Stylonychia mytilus), ステイニア(Steinia), ハルテリア(Halteria), ゾウリムシ(Paramecium caudatum), ミドリゾウリムシ(P. bursaria), 大型グラウコマ(Glaucoma)?, ロクソケファルス(Loxocephalus plagius), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), 棘毛類繊毛虫, サヤミドロ(Oedogonium), マルロモナス(Mallomonas), トリボネマ(Tribonema), タルケイソウ(Melosira), 他の珪藻各種, クラミドモナス(Chlamydomonas), カルテリア(Carteria) ビトレオクラミス(Vitreochlamys), プテロモナス(Pteromonas cordiformis), テトラバエナ(Tetrabaena socialis) ゴニウム(Gonium formosum) パンドリナ(Pandorina), クンショウモ(Pediastrum tetras), フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex), イカダモ( Scenedesmus quadricaudaS. javanensisS. microspinaS. protuberans), コエラストルム( Coelastrum astroideumC. reticulatum), MicractiniumAnkistrodesmus falcatus, アオミドロ(Spirogyra), テトラセルミス(Tetraselmis), ワムシ,

姿川の堤防道へ戻る(壬生町安塚),12:32
旧流路沿いの道は行き止まりになっているので,元来た道を辿って大正橋近くの堤防道へ戻った。 ここで左折。姿川の下流に向って進む。

姿川左岸の堤防道を南下(壬生町安塚),12:32-12:34
1枚目:最初は,未舗装ながらそれなりに砂利の路面が見えていたが,,。 2枚目:左に堤防を降りる道があったが,こちらへ進んだのでは姿川から離れてしまう。 やはりここは堤防上を進むしかない。地図ではしっかり道が描いてあるのだが,,,実際はこの通り。 草茫茫で道があるかどうかもわからない。車は左へ降りてしまうので,轍ができないため草で覆い尽くされてしまったようだ。 3枚目:なんとか先へ進めた。最初は自転車に乗ったまま進めたが,途中から凹凸が激しくなり,降りて歩かざるを得なくなった。

姿川左岸の堤防道を南下(壬生町安塚),12:35
これはホトケノザLamium amplexicaule)。 昨日訪れた会津リクリエーション公園では見つからなかったが,,,。

姿川左岸の堤防道を南下,かなり草深い,この辺から下野市?(壬生町安塚/下野市上古山?),12:36
ますます草が多くなる。それでもなんとか路面が見えるので先に進んだ。 地図によると,途中に姿川の旧流路が現在の姿川につながる場所(樋管になっている?)があるように描いてある。 そこから先が下野市なので,その場所を探しつつ進んだ。 しかし,どこがそこかも分からないうちに下野市に入ってしまった。

姿川左岸の堤防道を南下(下野市上古山?),12:38
1,2枚目:前方を見ると姿川の中に堰があるのがわかる。

姿川左岸の堤防道を南下,かなり草深い(下野市上古山),12:39
1,2枚目:その堰の脇を通過中。

姿川左岸の堤防道を南下,この辺は流路から見てあきらかに下野市(下野市上古山),12:40
堰を過ぎた後で,姿川が大きく右に蛇行する地点の手前で南,西,北側を撮影。 1,2枚目:蛇行する姿川。 3枚目:さきほど通り過ぎた堰を下流側から見たところ。

姿川左岸の堤防道を南下(下野市上古山),12:41-12:44
1枚目:相変わらず,かなり草深い。 2枚目:前方に弥五郎次橋が見えてきた。 姿川サイクリングロードはあの橋から下流方向に向って伸びている。 あと少し。

姿川左岸の堤防道を南下,見慣れない花が咲いていた(下野市上古山),12:46
オオムラサキツユクサTradescantia virginiana)が咲いていた。 これは,園芸品種が野生化したもの(北米原産)。 この後もそうだが,この姿川沿いでは,これまで見たことのない花がたくさん咲いていた。

弥五郎次橋が近付いた(下野市上古山),12:46

弥五郎次橋から先が姿川サイクリングロード(下野市上古山),12:47

姿川サイクリングロードへ入る(姿川左岸,下野市上古山),12:47-12:48
弥五郎次橋の下流側(姿川左岸)にある「姿川サイクリングロード案内図」。 ここがサイクリングロードの起点であることを示しているのだろう。 この後のサイクリングロード沿いにはこれと同じ案内図はどこにもなかった。 なお,案内図の下に「グリムの里石橋」とあるが, これは合併前の石橋町が行なっていた「世界に誇るグリムの里づくり」というテーマの地域づくりの一部であることを示しているようだ。 合併後もこの活動は継続している模様。

Part III: 姿川サイクリングロード(弥五郎次橋〜)
2008.05.05, 12:48 - 13:00