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2006.08.22, Part III

十二町潟水郷公園〜水生植物園

十二町潟水郷公園(氷見市十二町),13:54-13:55
1枚目:十二町潟横断橋の袂から南西方向を撮影。 前方に5つの石柱状のものがあるが,これらは「石の花」と命名された噴水とのこと。この全体を「霧の花噴水」とも呼ぶようだ。 「石の花」の右隣にある芝生広場は「いこいの広場」(3600 m2)。 2枚目:霧の花噴水の解説板。その手前に葦原と岸辺の間に藻類が繁茂していた。 3枚目:ここでも採集(十二町潟水郷公園-3)。 画面にある糸状藻類の大半はフシナシミドロ(他にもう一種の糸状藻類がいたが未同定)。 この藻類にたくさんのピキシコラが付着していた。珍しい。
観察された生物: コドシガ(Codosiga), フセツボカムリ(Centropyxis), コレプス(Coleps), ピキシコラ(Pyxicola), ツリガネムシ(Vorticella) フシナシミドロ(Vaucheria), 珪藻各種, ミカヅキモ( C. moniliferum), ツヅミモ( C. angulosum), アオコ(Microcystis), アナベナ(Anabaena), ワムシ,

十二町潟水郷公園(氷見市十二町),13:57
いこいの広場の西側。道があるので入ってみることにした。この先にオニバスの自生地があるらしいのだが,,。

十二町潟水郷公園(氷見市十二町),13:57-13:58
大きな赤い花が咲いていた。ムクゲHibiscus syriacus)?。

ムクゲ Hibiscus syriacus ムクゲ Hibiscus syriacus ムクゲ Hibiscus syriacus ムクゲ Hibiscus syriacus

十二町潟水郷公園(氷見市十二町),13:59
その赤い花の向かいの岸辺で採集(十二町潟水郷公園-4)。 あまりいそうに思えなかったが,その通りだった。
観察された生物: レポキンクリス(Lepocinclis salina), ハネケイソウ(Pinnularia), 他の珪藻各種,

十二町潟水郷公園の外?(氷見市十二町),14:01-14:02
1,2枚目:潟に沿った道を進むと木製の橋が2つ続いた。 3枚目:2番目の橋を渡ると水田と住宅が現れた。どうやら公園の外に出てしまったようだ。 4枚目:オニバスはどこにあるのだろう。不思議に思いつつ先に進んでみたが,,,,。

十二町潟水郷公園の外?(氷見市十二町),14:03-14:04
1枚目:どこまで行ってもオニバスの姿は見えず,芦原が続くのみ。資料によればこの辺に「十二町潟の鬼蓮」があるはずなのだが(注)。 2,3枚目:ついに行き止まり?前方にある橋?を渡れば前方の畑に出られるようだが,道として繋がっているように見えない。 やむなく元来た道を戻ることにした。

注:後でわかったが,現在,オニバスの自生地ではほとんどハスがいなくなってしまったそうで,復元作業中とのこと。 おそらく,本来であれば,芦原がある場所にオニバスがたくさん生えているのだろう・・・。

十二町潟水郷公園へ戻る(氷見市十二町),14:07-14:09
1枚目:いこいの広場。2枚目:その右隣に見える十二町潟と十二町潟横断橋。 3,4枚目:潟に向かって排水管があり,そこに緑色の藻類が繁茂していた。 ここでも採集(十二町潟水郷公園-5)。 藻類(アオミドロ)が繁茂しているので,色々な生物がいそうに見えるが,水の流れのある場所なので,こういった場所の 生物多様性は低い(種類が少ない)ことが多い。結果は予想通り。
観察された生物: 小型鞭毛虫各種, キネトキルム(Cinetochilum), アオミドロ(Spirogyra), ワムシ, イタチムシ,渦虫類,

十二町潟横断橋を渡る(氷見市十二町→氷見市湖光,こうこう),14:10-14:11
3枚目:橋の東側で水中から伸びたパイプから噴水?が出ていて,虹が見えた(「虹の噴水」というらしい)。 4枚目:橋の前方にオニバスの池&水生植物の池等(注)が見えてきた。

注:後の画像でわかるように,十二町潟の北側が十二町潟水郷公園で,南側は水生植物園と指し示す案内板がある。 しかし,案内板等では,水生植物園も十二町潟水郷公園の一部として紹介されている。

十二町潟横断橋を渡る(氷見市湖光),14:12
橋の途中で西側にやっとオニバスEuryale ferox)が見えた。最後の生き残り?それとも復元の途中?

オニバス Euryale ferox オニバス Euryale ferox

十二町潟水郷公園(水生植物園)へ(氷見市湖光),14:12-14:13
橋を渡った後は,桟橋状の通路を右折・左折して水生植物園へ到達する。

十二町潟水郷公園(水生植物園,氷見市湖光),14:14
1枚目:画像のように,この先が水生植物園で,橋を渡った先が十二町潟水郷公園となっているが, 4枚目の「十二町潟オニバス発生地」の案内板には,「十二町潟水郷公園のオニバス池」とあるので, この水生植物園も十二町潟水郷公園の一部に含まれることがわかる。

十二町潟水郷公園(水生植物園)のオニバス池(氷見市湖光),14:16-14:17
1枚目:ここがオニバス池のはずだが,オニバスEuryale ferox)の葉はわずか。 2枚目:ひとまずこの岸辺で採集(十二町潟水郷公園-6)。 原生生物はあまりいない。ここは予想通り。比較的近年になって作られた人造池なのだろう。 こういった場所は水辺としての歴史が浅いので,原生生物の多様性は乏しいことが多い。 また,(おそらく)絶えずヒトの手が加わっていることも災いしているはず。
観察された生物: トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), フシナシミドロ(Vaucheria), 小型珪藻少々, ミカヅキモ( C. moniliferum),

Part IV: 水生植物園〜氷見市海浜植物園
2006.08.22, 14:18 - 15:03