原生生物情報サーバ | 実験プロトコル

実験に使用する器具類について

試験管立て


 東北大学では,木でつくった試験管立てを使用していたが,値段も結構かかる上,カビが生えるなど汚れやすいので,あまりすすめられるものではない。特に,ある程度実験が進んでしまうと途中で培養器具を変えにくくなるので,初めにどの試験管立てがいいかを十分検討すべきである。筆者は,現在通常の培養にはプラスチックでコ−ティングした金属製のもの(2x12=24本立て)を使用している。底が面になっていないので安定感に欠けるが,いまのところ特に問題はない。また,ストック用には50本立てのステンレス製のものを使用している。これは洗浄後の試験管を立て乾燥し,そのまま保存しておくのにも使っている。さらに,それをひっくりかえして他の試験管立てに移し,これにアルミキャップをかぶせてそのまま滅菌できるという利点もある。この方式は,筑波大の高橋研でもみかけた。金属製の試験管立ては意外に安く,しかも汚れないという点で従来の木製のものよりよいと思われる。


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