公開講演会:生物多様性研究・教育を支える広域データベース
牧野標本館タイプ標本データベース
 木原 章(法政大学 自然科学センター),加藤英寿(東京都立大学 牧野標本館)
2.データベース化への道のり
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 植物標本を撮影し,画像データとしてデータベースに組み込むために,接写台とデジタルカメラを用いた(図4)。植物標本は,貴重な歴史的遺産であることから,撮影過程で標本を傷めない細心の注意が必要である。高い感度を得やすいデジタルカメラの導入と,あらかじめ条件設定することで標本に対する照明時間の短縮を心がけている。画像のサイズは,画像検索用(60 x 90 pixels),簡易表示用(300 x 420 pixels),高解像度画像(最高で 3000 x 1800 pixel)の三段階の解像度の画像をあらかじめ作製し,それぞれ必要な局面でWeb上で閲覧可能にしている。最高画像画像については,その時々の撮影機器で得られた元データであり,機器の変換に伴って解像度は変わっている。 接写台とデジタルカメラ
図4 使用した接写台とデジタルカメラ
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