「竜田葉 紅柿交風鈴組上車牡丹度咲 葉柳園」
竜田は立田と同じで,葉はかえでのような5尖状となり,花は浅く切れて咲く。竜田に台咲が組み合わされると浅切台咲となる。これを車咲という。これに牡丹咲遺伝子が組み合わされると雄しべ,雌しべが弁化するので,台の中から弁状ものが吹き上げる形になる。図の花では,この弁状のものが風鈴状になっていることを示している。このように嘉永・安政時代になるといくつもの遺伝子が組み合わされて複雑な花が咲くようになった。しかし,この遺伝子の組み合わせ方は,あくまで自然交雑の結果であったと推定される。
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参照箇所:上記報告書中の「学術標本画像データベース作成の指針」/ 「IV.学術標本画像データベースの実際例」