感染と病気
寄生蜂であるカリヤコマユバチ Cotesia kariyaiが、ヨトウガ幼虫の体内に卵を産み付けるときに、一緒に送り込まれる。ウイルス自体が幼虫内で増殖して幼虫に害を与えるのではない。
粒子構造と遺伝子
膜に包まれている。遺伝子として、精製粒子から様々な長さを持つ環状二本鎖DNAが多数(poly)得られるのでこの名がある。
早川洋一(北大)によって、このウイルスの存在が寄生蜂の寄主の生体防御反応からの回避などによる寄生成立に不可欠であることが明らかにされた。
(矢崎 和盛<法政大学>)