シイタケウイルス


Lentinum edodes virus. LeV

このウイルスは、国際ウイルス分類委員会(ICTV 7th.edition, 2000)で分類が確定していないものであるが、ウイルス粒子や遺伝子の形状がトティウイルス科トティウイルス属のウイルス(酵母ウイルスL-A , Saccharomyces serevisiae virus L-A , ScV L-A : イモチ病菌ウイルス H1, Ustilago maydis virus H1, UmV-H1: 黒麹かびウイルス S, Aspergillus niger virus S, AnV-S など)に近いと思われるので、この図鑑では、仮に、ここに載せておく。

我が国の、牛山六男らによって発見された。
Ushiyama R. and Nafamilyi Y. (1982) Virology, 123,93.

感染と病気

シイタケ菌糸の伸長が悪くなる事がある。

ウイルス粒子と遺伝子

ウイルス粒子は、直径39nmの球状粒子。遺伝子・蛋白質複合体であるコア(内殻)と、それを包む外殻の二層構造をしている。遺伝子は、分節していない一本の二本鎖RNA。

(矢崎 和盛<法政大学>)


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