アメーバ・プロテウスウイルス



Amoeba proteus virus. ApV

このウイルスは、国際ウイルス分類委員会(ICTV)で未だ未分類であるが、トティウイルス科に分類されている原生動物ウイルス(ジアルジアウイルス、リューシュマニアウイルスなど)に、粒子や遺伝子の形状が似ていると思われるので、仮に、ここに載せておく。

このウイルスは、矢崎和盛、月井雄二らによって発見された。
Yazaki,K., Tsukii,Y., Ishii,K. and Miura,K. (1990): Isolation and characterization of virus-lilke particles from Amoeba proteus.

感染と病気

 野外採集株である Amoeba proteus F株より分離された。アメーバの生育は非常に悪い。

ウイルス粒子と遺伝子

 ウイルス粒子は、直径約35nmの球状粒子。遺伝子は、分節していない一本の二本鎖RNA。

(矢崎 和盛<法政大学>)


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