平成10年度知的基盤整備推進制度
「生物系研究資材のデータベース化及びネットワークシステム構築のための基盤的研究開発」
2-1. 生物資材情報発信のためのWWWサーバ構築サポートシステムに関する研究

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3-3. 原生生物データベースの構築とネットワーク公開

3-3-4. 海外(中華人民共和国)におけるミラーサーバの開設

 既述したように,日本に留学中の中国の研究者から原生生物データベースのミラーサーバを中国に開設したいとの依頼があり承諾したところ,1998年11月にそのミラーサイトが公開された( http://www1.im.ac.cn/protistdb/index.html)。

 ミラーサーバの設置を依頼してきたのは,Juncai MA 氏(Director, Information Network Center, The Institute of Microbiology, Chinese Academy of Sciences)である。Juncai MA 氏は,昨年11月まで理化学研究所にAsian Network on Microbial Researches(ANMR)に関する研究で留学中で,その間に原生生物情報サーバの存在を知ったとのことである。11月15日には中国に帰国予定で,中国から日本にアクセスするのは画像が多い場合大変なので,中国の利用者への便宜をはかる意味でも,彼が関係している中國微生物信息網絡系統 (http://www.im.ac.cn/)に原生生物情報サーバのミラーを設置させて欲しい,という依頼をしてきた。そこで,後述する CD-ROMを送付し,これを基に中国に帰国後,ミラーサーバを開設することを了解した。

 この中國微生物信息網絡系統では,同様な目的で原生生物情報サーバ以外にも世界各地の微生物関連のサーバのミラーを作成している。

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