下の小池へ,15:47-15:49
1枚目:最初は階段だが,2〜4枚目:途中から木道に変わる。
この木道をそのまま進むと,草原を経由して蓮池へ向う道へ続くが,木道の途中に下の小池がある。
下の小池,15:49
1枚目:池が見えた。
2枚目:木道が途中で分岐して池端へ近付くことができる。
3枚目:木道の先は,上記の蓮池へ向う道へと続いている。
4枚目:木道を挟んで下の小池の反対側。池からの水が流れる小川がある。
下の小池,15:49-15:50
1枚目:池に近付く。2枚目:池の案内板。標高 1610 m。
3枚目:池端からの眺め。
下の小池,15:50-15:53
1枚目:前回(2005.6.19),前々回(2004.9.26)来た時は,水面近くまで草が伸びていた。
そして,その草に混じって水面近くに藻類が繁茂していたため,ピペットを使って水面近くでサンプルを採集した。
しかし,さすがに今回はまだ草は育っていない。
2枚目:水面近くには何もいないようなので,カップ付き指示棒を水中深く沈めて,
枯れ草の周囲にまとわり着いているものを採集(下の小池 No. 1 & 2)した。
No. 1 はデッキの左側,No. 2は右側で採集したもの。
3枚目:デッキの右側に咲いていたミズバショウ。
観察された生物(6/2):
クリプトモナス(Cryptomonas),
ディフルギア(Difflugia sp.),
サヤツナギ(Dinobryon),
珪藻各種,
イカダモ(Scenedesmus),
サヤミドロ(Oedogonium),
ヒザオリ(Mougeotia),
コウガイチリモ(P. minutum),
ミカヅキモ(
C. intermedium),
Arthrodesmus extensus,
ホシガタモ(
S. aculeatum ?,
S. iotanum),
イボマタモ(Euastrum cuneatum),
トゲツヅミモ(Xanthidium armatum),
カメガシラモ(Tetmemorus granulatus),
Sphaerozosma,
Bambusina,
クロロコッカス(Chroococcus),
ワムシ,
イタチムシ,
総括:下の小池は,これまでに行なった採集(2004.9.26,2005.6.19)でも多くの原生生物が観察されたが, 今回もまあまあの種類が観察された。 とくに トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), はここで毎回採集されているが,下の小池以外の志賀高原の他の採集ポイントでは見つかっていない。 その意味では,X. armatumは下の小池を特徴付ける種類といえる。
信大自然教育園バス停,15:57-16:02
1枚目:前回(2005.6.19)歩いたかぎりでは,下の小池から蓮池まで歩くルートの途中には,適当な採集ポイントがなかった。
そのため,無駄に足を疲れさせないために,蓮池まで歩くことは止めて,さきほど通ってきた十字路から志賀草津道路へ出て,
ここから信大自然教育園バス停まではわずかの距離なので,そこまで行ってバスに乗ることにした(これは当初の予定どおり)。
2枚目:バス停に戻る途中で,左にさきほど通った無名湿原を撮影。
3枚目:バス停に到着。
信大自然教育園バス停,16:16
このバス停に辿り着いたのが16:00ちょうどの頃。バスが来るまでまだ25分もあった。
このため,ここから歩いて蓮池まで行って,そこでバスに乗車しても間に合う可能性があった。
何故,その可能性にこだわったかというと,往路でバスの車窓から蓮池近くのリフト乗り場の側が湿地になっている場所を発見したため。
25分あれば,歩いて蓮池へ行く途中で,その湿地で採集ができるのではないかと思ったからだ。
しかし,採集までするとなると蓮池営業所でバスに乗れるかどうかはギリギリになる恐れもあった。
しばらく迷ったが,安全を考えて,25分までここでバスを待つことにした。
バス停付近で撮影,16:16-16:18
時間が余ってしまったので,何か撮影するものがないかと探したが,咲いている花はタンポポくらいで,他には花は咲いていなかった。
Part XII: | 信大自然教育園バス停〜湯田中駅〜長野駅 2006.06.01, 16:27 - 19:07 |