1
土の中で水をすったたねは,目をさましてふくらみます。2日後ぐらいには,たねのくぼみ(へそ)の近くから根の先が出ます。
2
根は下のほうにのびていきます。
3
根が2〜3cmほどになると,根の先からすこしはなれたところに,うぶ毛のような根毛を生じます。この根毛から土の中の水や養分をすいます。
4
根が出はじめてから2〜3日後には,側根とよばれる太い根が出てきます。じくはおれ曲がったまま上に向かってのびます。そのころ,たねの中でかたくたたまれていた子葉が開きはじめ,たねの皮をやぶって,出るじゅんびをします。
ここまでは,すべて土の中でのできごとです。
5
たねをまいて5〜6日たつと,地上にじくや子葉が見えるようになります。
6
たねは,ふつう皮を地中にぬぎすてて,芽をだします。たねがよくじゅくしていないとか,植えたときのたねの向きがわるかったりすると,皮をつけたまま地上に出てきます。子葉のはしに皮がくっついて出たときは,皮を水でしめらせてやわらかくすると,子葉にきずをつけずに,皮をはずせます。
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さいばいのポイント
早く発芽(芽を出すこと)させるには,たねの丸い背のはしの皮にきずをつけて,1日ぐらい水につけるか,水でしめらせたわたの上におきます。土にバーミキュライトやすなをまぜて,水はけをよくします。そして,子葉が開いたころ,養分のある土に植えます。
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