公開講演会:生物多様性研究・教育を支える広域データベース
アサガオ類画像データベース  米田芳秋
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 1998年度に「アサガオホームページ」(http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/)(図5)を作成し分子遺伝学的研究を含めて広くアサガオを紹介している九州大理学部の仁田坂英二氏が共同研究に参加し,法政大と九大のデータを総合して統合版を作成することを計画した(図6)。統合版は「アサガオ画像データベース」として2000年度にWeb上で遺伝学普及会より公開し(http://www.genetics.or.jp/Asagao/menu.html),さらにCD-ROM「アサガオ画像データベース」を作成して配布した。
図5 「アサガオホームページ」メインメニュー

URL, http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/

図6 CD-ROM版「アサガオ画像データベース」

URL, http://www.genetics.or.jp/Asagao/menu.html

 2001年度より新潟大理学部の和田清俊氏が共同研究に参加し,アサガオの生理学分野を担当し,花成生理学を中心にして公開を始めた(http://www.sc.niigata-u.ac.jp/biologyindex/wada/)(図7)。また国立基礎生物学研究所の飯田滋氏も2001年度より参加し,トランスポゾンによる花模様の出現機構解析を中心に仁田坂氏との共同研究を通じて協力している。


図7 「アサガオの生理学」

URL, http://www.sc.niigata-u.ac.jp/biologyindex/wada/

 現在,英語版(図8)を作成中で,これにより日本の伝統的な園芸植物としてのアサガオがさらに広い地域で理解され,異文化交流という面でも役立っていくことが期待される。また英語版を含めたCD-ROMの制作改版を予定している。

 また,農業生物資源研究所が開発した生物系のサイトに特化した検索エンジン,BioCrawlerを利用させてもらい,これら3箇所(法政大,九州大,新潟大)にあるデータを一括して検索できる「アサガオ統合検索」が実現した。これにより地理的に離れている3つのWebサイトを統合してアサガオ関連の広域データベースとして利用することが可能になった(図9)。


図8 英語版メインメニュー

URL, http://protist.i.hosei.ac.jp/Asagao/
Yoneda_DB/E/menu.html

図9 Bio-Crawlerを利用した統合検索

URL, http://protist.i.hosei.ac.jp/Asagao/
BioCrawler/search_n9c6.html

このBioCrawler を利用したサイト内検索の設定法については,以下のURLで詳しく解説している。
http://protist.i.hosei.ac.jp/Science_Internet/
BioCrawler/index.html

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